切磋琢磨
早くも二回目のコラムとなりました、二年生涯スポーツ専攻で陸上競技部トレーナーの中村仁です。今シーズンの対校戦は駅伝を残すのみとなりました。ホントに時が経つのは早いものです。今年は数多くの大会に同行させていただきました。横浜インドアからはじまり、関カレまでの記録会、対校戦の数々、日本選手権、チャンピオンシップ、関東新人、群馬リレーカーニバルとできる限りトレーナーとしてサポートをしてきました。大会に行くにあたって数多くの人の協力があったからこそ行けたわけですが、毎回大会に行って思うのは、私大を中心とした強豪校は当たり前にサポーターがいるということです。今年度のシーズン前の男子ミーティングで他大に負けないトレーナー、具体的には技術面、ステーションの充実など各大会でのトレーナーステーション内で存在感ある活動を目指すことを言い、果たしてそれが実際どうだったか自分ではよくわかりませんが、昨年以上の活動ができたことは確かです。
大学に学生トレーナーがいることの利点は選手を継続的に観ているところにあります。医療的技術はできませんが、コンディショニングはもちろん選手の近いところにいることによってできることをもっと充実させていこうと思います。各大会で他大のトレーナー達とコミュニケーションをとり、情報を取り入れたり各大学のやり方を学んだり、あと二年間でできる限りつくっていきます。選手にもいえると思うのですが、自分がさらに上を目指そうとしたとき、いろいろ考えてこうしようとかああしようと頭を働かすと思います、それをしっかり行動に移すことはもちろん、学大陸上部であることを最大限利用することがポイントだと思います。先生方、多くの様々な先輩後輩、試合に来てくださるOBOGの方、そこから自分では考えていなかったヒントが得られ、お互いの意思疎通ができるのだと思います。また、何かの機会に学大以外からの刺激や情報を得たりと、自分自身でも最近外を意識して行動するようになりました。中国遠征や、最近の事として学生トレーナーの中で合同の勉強会を開くことになったり、今年度の学連選抜合宿にトレーナーとして選ばれるように・・・といったところです。
今シーズン終了した選手はこれから冬期練習に向かうと思いますが、『何を目指すか・課題にするか』を明確にして計画的な練習を積んでいってほしいものです。自分自身でも選手の目標を頭に入れてサポートをしていこうと思います。トレーナーは直接点を取ることはできませんが選手を通じて貢献したいと思っています。選手が必死で頑張っている分、自分のできることをフルに活用して、1を狙っていきます!!
次のコラムは色々交渉し時期的な状況や個人的に考えた結果、同じ二年の生スポで槍投げのエースである井上直紀君にお願いすることにしました。
2005年10月22日 中村 仁