【部員コラム】No.101~110

孔子の言葉に習う

奥ちゃんこと、奥山からスルーパスを受けた会計係の冨澤です。最近、低酸素下で軽い頭痛に悩まされています。。あ、それとおもちゃ会社の社長も兼任してたりします(笑)  早いもので11月も終わりを迎えようとしている今日この頃。来月には武蔵野マラソンもあり、入部してから1年が経とうとしています。もう1年なのか、まだ1年なのか。ふと思えばもう1年経ってしまうのかとも思いますが、よく振り返ってみればとても中身の濃い、充実した毎日でした。陸上やってきて良かった。心からそう言えます。そして、これからも陸上をめいいっぱい楽しんでいきたいと思います。  さて、話は変わりますが、いきなりコラムが回ってきたので何書こうか迷いまくりました。でも、コラムという場を借りて話ができるのだから、何か皆に伝えたいことを書こうと思い、暫くしたら学年が上がるということを踏まえてコラムを書くことにしました。  今年の春にはお世話になった4年生が卒業し、3年生は自分の将来を見据えて本格的に活動を始めます。そして今の2年生は3年になり、学大陸部のことを考えて行動し、部を指揮する立場へと変わっていきます。2年生には後輩ができ、指導していく学年にもなります。  その中で知っておいて欲しいことがひとつ。孔子の論語です。孔子はこの中でこんなことを言っています。 「子曰わく、学んで思わざれば則ち罔し。思うて学ばざれば則ち殆うし」 多くの人が一度は耳にしたことがあるかと思います、この言葉。孔子は学ぶことと考えることのどちらが大切だと言っているでしょうか。「物事がはっきりしない」と「危険だ」ということから、学ぶことの方が考えることより、少なからず大切だと言っています。学年が上がる事で色々と考えることが増えてくると思いますが、常に視野を広げることを忘れず、学ぶことを忘れないでほしいと思います。もちろん、考えることも。  少しずつ日が短くなってきて、気温も下がってきました。風邪を引かないように、故障しないように、皆で冬期を乗り越えていきましょう!そして、春には皆が大きな華を咲かせることができるよう願っています。もちろん、僕も頑張ります。最後に今年の冬期に臨む際、自分の胸に掲げる言葉を述べて、コラムを終えたいと思います。 努力は自分を裏切ることをしない。絶対に。  それでは、学祭で頑張ってくれた森本君にアーリークロスを上げたいと思います◎森本、よろしく! 2005年11月30日 冨澤 祐樹

続けるということ

 どうも、及川さんからキラーパスを受けた“武生の超特急”改め“越前の超特急”、中長距離ブロック2年の奥山和彦です。ちなみになぜ改めたのかというと、要はあれです、今流行の市町村合併の影響です。 人口7万弱の武生市に人口1万強の今立町が対等合併という形で合併し、それに伴い市名が変わってしまいました。しかしこの越前市、同市に隣接し以前から存在していた越前町、越前市以前に設立された南越前町があり紛らわしく、“民意を問わないままの市名決定” というおよそ民主主義を無視した経緯の不透明さもあり、旧市民・旧町民および隣接自治体住民の相当の反発を買っているようです。 僕もその一人です。  ・・前置きが長くなりましてすいません。僕の学問分野は政治学なので。  さて、本題に入りましょう。実際寝耳に水的な感じでコラムが回ってきたので何を書こうか苦慮していたのですが、世界一アツい男・及川さんからのパスなので僕もアツいものをと思い、今回は“続けるということ”というテーマに沿って書くことにします。  “継続は力なり”とはよくいったもので、今年は(まだ終わってはいませんが)その言葉を痛感したシーズンでした。僕自身、今年度の初めはどうしようもなく調子・体調が悪くて、走ればゲキり、またそんな自分の状況を他所にベストをどんどん更新していくライバルたち、 「もう陸上やりたくない」なんて思っていたりしていました。しかし、そんなある意味“どん底”にいる状態において、心では本気で陸上をやめようとは思えても実際には本気でやめることなど決してできず、いつものようにグランドに向かっていました。それは何故なのでしょうか? 今の僕はこう思います。“人間どれだけどん底に落ちたとしても、決して捨てられないものがあるならば、それは自分にとって本当に大切なものなのだ”、と。今思えば、あの時は毎日が一生懸命でした。ジョグをするにしても出来るだけ長く!距離走をするにしても人より出来るだけ長く! 2部練なんかもしちゃうぞ!とにかく立ち直りたい、そしてベストを更新したい、この一心でした。   その甲斐あって、今の“自分”の出来上がりです。一時、5000mのベストを二ヶ月で3回連続更新するという荒業をやってのけました。(自分で言うのもなんですが-笑-)   陸上競技部の部員である以上、当然陸上競技が好きであることに疑いの余地はないと思います。しかし、スランプなど低迷の時期があると、好きな陸上でもそうは思えなくなります。実際何が難しいかといったら、好きなものを好きでい続けることだと思います。 いくらプリンが好きだからといってプリンばかり食べていたら飽きます、嫌になります、糖尿になります。そんな難しい“好きなもの(陸上)を好きでい続けるため”に僕が実践したことは上記の通り一心不乱に行った根性練でした。そして目標に向かってそれを継続することでした。 ・・・こう締めるとなんとなくテーマと文章のつじつまが合いますかね?  もし好きな陸上を好きになれない状況にある方がいましたら、何か好きになるための工夫を探してみてはいかがでしょうか。僕のは工夫といえるのかどうか分かりませんが・・。  なんとか書き終わったものの、おそらくまとまりのない文章になってしまったかと思います。でも、まぁその反省を生かし明日の日体大記録会頑張りますのでご勘弁ください。  さて次のコラムは、最近会計係りの仕事でハァハァ言ってる(?)トミーこと冨澤君にスルーパスを通したいと思います。よろしく。 2005年11月26日 奥山 和彦

お久しぶり

こんにちは。お久しぶりです。最近前髪薄くなったと言われる及川です。余計なお世話です。ヨシキから回ってきました。アツい文章書きます。 陸上やめてからホントに走りたくて仕方ないですね。みんながうらやましいです。院試の勉強してる時は陸上ができないから自分が走れない分他の人の走りを批評したくてしょうがなかったですね。キャンパスで走ってるの見て、「あ、ヒロサワ軽い、調子良さそう」とか「なんだあのトノヅカのペタペタした重そうな走りは、どこの筋肉使ってんだよ」とかね。今はみんながキャンパスで走ってるのすら見れないで悲しいです。何が言いたいかっていつまでも陸上ができるわけではないから日々ありがたみを感じながら陸上をやってほしいですってことです。 さて本題、これから冬期だし冬期の事について。冬期を上手く乗り越えるコツ的な話でも。 ①上手く先の見通しを立てることのできる人が成功できる  「見通しが立った」はい、ヨダ君の口癖でした。まあこれはヨシキが言ったからいいか。 ②頑張ってる自分を好きになる  「頑張ってる時はちょっと自分好きになれる」って川村君が言ってました。確かに、キツい練習なんて何かしら見返りがないとやってらんないっすよね。陸上の場合それがタイムだったり順位だったり、でも冬期ってそういう指標がないからモチベーション落ちやすいですよね。だから自分を好きになる、自己実現て言うのかな?自己満足を重ねていけば崩れずに頑張れる気がします。 ③キツいことを笑い話にする  「今めちゃキツかった~!」よく飯田君が嬉しそうに言います。キツいけどそれを我慢してこそ人に勝てるわけで、やっぱ陸上ってそこが楽しいんですよね。キツいと楽しいを勘違いすることが冬期頑張れるコツな気がします。 あとは常に誰かと練習についてディスカッションするのも良いですかね。他人と喋って思わぬ発見があったりします。伊藤君は去年常に僕に相談して来ました。いろいろ、練習以外も。そして彼は春に大幅自己ベスト更新しました。でも俺のおかげではない、間違いない。でも誰かに相談はした方がいろんな視点からの意見が反映されて良いんじゃないかな。 最後に、こんな名言があります。「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ」山梨学院の監督の言葉です。よく言ったもんです。みなさん冬期後悔ないよう頑張って下さいね。ヨシキさん、こんな感じで良いでしょうか?以上、一回も納得した冬期を過ごしたことのない及川でした。 さて次は、中長は日体記録会の季節、イコール彼の季節。武生の超特急奥ちゃんこと奥山君よろしく!! 2005年11月23日 及川 博

~ Where there’s a will, there’s way ~

はい、ヨシキです!(2) ~ Where there’s a will, there’s way ~ 永遠の4年生(?)石井さんから紹介受けました主務をしております中長距離ブロック3年髙田由基です。 早いもので2005年も11月、いわゆる冬期に突入したところですが、皆さんはこの冬期、あるいは来シーズンの目標を設定したでしょうか?今が、シーズンを振返り、来シーズンへの見通しをもつ最適な時期だと思いますので、まだの人はそうした考える時間を持ってみてはいかがでしょうか。 僕自身振返ってみると、5月18日の代交代で主務となり半年が過ぎ、残る任期もあと半年となりました。ここまで選手としても、主務としても「まだまだこのままではいけない」と反省点ばかりが思い浮かびます。そんな時「何とかしなくちゃ、どうにかしないと」と思い、「では、どうすべきだろう・・・、わからない」と悩むこともしばしばです。しかし、「どうにかしないと」とか「どうすべきか」の前に、自分自身が「どうしたいか」「どうありたいか」が大切です。「どうしたいか」「どうありたいか」という<目標・ねらい>を決め、それを達成するために「どうすべきか」、それには「何から(どこから)はじめるべきか」という見通しを持って行うことが大切です。 さらに人間は忘れてしまうものですから、時々、その見通しを、自身を振返ってみることも必要ですね。日誌や日記といったものも反省や振返りに欠かせないものです。 これらは教育実習でお世話になった1年うめ組の先生からの「ねらいを定めてから、展開や導入を決めていけば方向性はずれないよ」という助言から得たものでありまして、教育は何事にも通ずるあるなぁ、と感じる昨今です。先生、その節はお世話になりました。 主務として主導学年として、残された時間は、多いか少ないか、あと半年。。。自身の意思を大切に、高いモチベーションと、いいイメージを思い描いて貴重な日々を過ごしたいと思います。 来週には推薦入学試験が行われ、希望に胸を膨らます受験生(=半年後の1年生)がやってきます。すでに今から、現学年+1という意識を持って冬期練習に取り組み、来春、グランドにやってくる新入生にその成果を、カッコいい姿を見せてあげましょう♪ 次回ですが、この方も来春はピカピカの1年生、我らが(前)中長ブロック長 及川博さんに熱いコラムを期待しましょう! 2005年11月19日 高田 由基

ピラミッド・パワー

東京学芸大学教育学部障害児教育教員養成課程養護学校教育専攻(中免英語コース)の4年!?石井智也と申します。大学での僕の所属を(たぶん)正式に書いてみました。陸上競技には縁がなさそうな響きです。  陸上競技部関係では、中長距離ブロックに所属していますが、実際的な活動としては、社団法人日本学生陸上競技連合(以下、日本学連)幹事として代々木にある日本学連事務所に通う毎日です。関東学生陸上競技連盟の幹事も兼ねています。陸上競技の中での専門は競歩です。正確に言うと競歩審判員かもしれません。また、陸上競技について興味があることは、今のところ、「競歩のトレーニングについて」、「競技者が取り組みやすい、あるいは記録を出しやすい競技会運営について」、「よりリアルなイメトレの実践方法について」です。競歩のトレーニングとの関連で「他の競技・陸上競技の中の競歩以外の種目・動物の動き」がおもしろいなぁと思っています。動物の中では特に「ハト」に注目しています。カラスはジャンプして前に進みますが、ハトは上手に歩きます。  自己紹介だけになってしまいそうなので、競技能力(あるいはパフォーマンス能力)構成する要素についての僕自身の考え方を述べてみたいと思います。    立体的に考えています。バランスが大切です。陸上競技に一生懸命取り組んでいるみなさんの三角錐のバランスはどんな形でしょうか?補足しておくと、環境の方は場合によると、競技者・マネージャー・コーチ・トレーナーのすべてを1人でこなしていることもあります。また、三角錐の頂点は、本人と環境で対応しているかなぁと思っています。  エジプトのピラミッドの大きさは埋葬された王や貴族の権力の大きさに比例しているんでしたっけ?みなさんのピラミッドが春には大きくなっていることを期待しています。  次回は高田由基くん、よろしくお願いします。 2005年11月16日 石井 智也

コラム第105回

学部4年A類数学選修、中長距離ブロック所属 川村栄之です。  もうこのコラムを書くのは二回目となりますねぇ。1回目を書いたのが関カレ前。もうあれから半年たつのだなぁと思うと早いですよね。  関カレが終わってからというもの部活に顔を出す四年生が少なくなってしまってとても寂しい思いをしています。ある人は「あまりにも関カレのことばかり考えてきたから関カレが終わって気が抜けてしまった」というようなことを言っていました。それだけ、みんな関カレのことだけを考えて1年間部活に取り組んでいたのだと思います。関カレという目標がエネルギーを与えてくれていたのでしょう。  今の3年生はどうでしょうか??やはり関カレのことばかり考えて生活を送っていることと思います。下級生は上級生がそれだけの思いで取り組んでいるのだということを感じ取ってほしいと思います。そして、とにかく上級生を信じてついていってください。下級生の人数のほうが最上級生よりも多いわけですから、最上級生のリーダーシップも大切ですが下級生のフォロアーシップはもっと大切だと思います。  あんまり長いと読んでもらえない気がするのでこの辺でやめておきます。  さいごに、最近部活にきていない4年生の人たちへ。たまには部活にきてください!そして一緒にジョグでもしましょう。  次のコラムを書いてくれる人は この間、トリビアでテレビデビュー(?)した石井さんよろしくお願いします。 2005年11月12日 川村 栄之

第104話

 郵政民営化、道路公団民営化という言葉を最近新聞やニュースでよく聞きます。しかしこの言葉は政界ではタブーとされ、『聖域』と呼ばれていたものです。なぜそういわれていたのかは自分で調べてください。でもまあ今一つ評価されない総理大臣は(内容はどうあれ)奇跡とまで言われるこれらの法案を成立させたわけで、一人の日本男児として尊敬しないわけにはいかないわけです。何でこんな法案を成立させたかというと、大きなお金の管理には大きな責任を負わせるためと、代議士のゴマすりに余計なお金を使わないため、つまり無駄を省くためです。こんなこと誰でもわかりきったことで、このくらいの提案をすることは大したことではないですね。わかりきったことでも実現するためには大変なしがらみをときほぐし、伝統と常識という壁をぶち壊さなくてはならないものです。今の総理大臣のうちわでの嫌われっぷりをみればどれだけ厳しいことかがわかるでしょう。しかも改革が成功したとしても評価されるのは十年、二十年後でしょう。自分の意思のために命をかけられる人間が世の中にどれだけいるでしょう。僕には無理ですな。  しがらみ、伝統、常識って言うとイメージするのは固定的なものである、ということですね。しかしこれらは人類が生まれてきてからずっと同じでしょうか。こんなにも固定的なものが不思議と変化し続けているわけです。時代と状況によって常識はただのしがらみになるのかもしれません。普遍の真理は誰にとっても、求めたいものだけどなかなか見つからないものです。例えば世界平和とか。だから常に一つの事柄に関して疑問を持ちながら考え続けなくてはならないと思います。僕は組織の話し合いなどで意見を聞いていてその理由が「伝統だから」といわれると大変残念に思います。それに納得している人をみると情けなく思います。それが建設的な話し合いといえるでしょうか。知らず知らずのうちに破壊的な議論が常識や伝統に包まれて行われてしまうこともあるでしょう。  とはいえ真理というものより誤りは、遥に見出すことが容易でしょう。誤りは表面に現れるからです。政治でいう財政赤字や国際評価の低迷でしょうか。僕は誤りと正しいことが同じ根源から生まれるものであると考えるので誤りもないがしろにしたくはないが、なかなかうまくいかないものです。誤りをないがしろにしているうちは正しいと思っていることもほころびてきます。生きるとは難しいものです。しかし、年齢を重ねてきているのだからもう少し深く考えられるようになりたいものです。    長い前ふりになったけど陸上部のコラムなので陸上部についてこんなことを考えたということを書きましょう。  代交代をして半年くらいたったと思います。オール学芸の歴史的敗北の後の22大総合優勝と主将のハートを反映するようなわがままな結果が続いておるわけですが、今のままで来年の関カレが目標どおりいくと考える人はそういないのではないでしょうか。結果はさまざまだけど低迷という言葉が残念ながら当てはまると思います。三年生はこの原因を一生懸命考えています。気持ちの問題でしょうか。グランドが土だからでしょうか。トレセンがぼろいからでしょうか。僕はそうは思いません。←投擲ブロックごめんね。今、現段階で自分なりに理想的な練習計画の下で、毎日満足のいく練習とケアができている人が何人いるのでしょうか。グランドにきてその場でメニューを考えたり、誰かが補強をやっているからついでにやるだけだったりしないでしょうか。僕は三年生になってまでこんなことがまれにあります。他に何人いるのかな?でも自分でわかるはずです。  陸上部の行事も練習の障害になることが多いでしょう。明らかな段取りの悪さなどで無駄な時間が多く使われています。これが1部をねらうと意気込むチームの本質だと思います。    すべての部員が自分は競技者であるということを前提に置けているでしょうか。補助員よりも応援よりも行事よりも自分の練習が大切です。その気持ちが最もチームのためになるし応援や行事の充実にもつながります。  誤りと思われる部分は見解の違いはあっても三年生くらいになるとみんな見えていることと思います。しかしそれを言い合うこと、提案することにもはや価値はなくなっています。  歴史と伝統をはらんだ東京学芸大学陸上競技部は今低迷しています。この歴史、伝統、それにともなう常識に立ち向かい問題点を抜本的に改善するシステム作りを実現することができたら僕はうれしいです。しかしなかなか難しいもので僕にはもう立ち向かう気力はありません。僕は自分自身5M跳んで全カレっていう夢をかなえるため日々勉強していきたいです。そうすれば陸上部に少しでも貢献する結果になると思うのでがんばります。    3日ほど前、高橋と濱田が200五本走ったぜ~(^^)と嬉しそうにしているのをみて充実した練習ができると部活だけでなくすべてに影響することを感じてこのようなことを考えました。あいかわらずの毒舌と言いたい放題だけど許してくださいね、いつまでも子供でごめんね大友さん。  次は熱海からきた平成の坂本竜馬(背中の剛毛が)加藤久晴さんお願いします。 2005年11月5日 日向 弘承

今シーズンを振り返って

私は、一年投擲ブロックの市浦友也です。ハンマー投げと、円盤投げをやらせていただいています。 初めての大学シーズンをおえての感想を述べたいと思います。大学生になり、ハンマーは6.3kg→7.25kg、円盤は1.5kg→2.0kgへと重くなり、なかなかパワーがついていかない日々が続きました。しかし、シーズンを終えてみれば、ハンマーは53m95円盤は40m54と、好成績?で終えることができました。このような結果を残せたのは、ブロックの人たちのお力があったからでした。 まず第一に、ブロック長の井上直紀さんです。直紀さんは毎日のように私をご飯に誘っていただき口癖のように「もっと太るぞ、でかくなるぞ」と言っておられました。そのおかげで重くなったハンマー、円盤に負けない立派な体ができました。 第二に前部長の松浦直人さんです。松浦さんはとても熱い方で飲み会ではいつも酔って私のところに来て「市浦、お前ががんばらないと駄目なんだよ、お前しかいないんだよぉ。期待してるよ。」と言われていました。そんな松浦さんの言葉を聞き絶対期待にこたえようと奮起させられてました。 第三に前ブロック長??の加藤久晴さんです。加藤さんには円盤の技術やスロット?を教えていただきました。私はいままで円盤を自己流でやってきて、まともに指導をうけたことがありませんでした。加藤さんは私に丁寧に円盤についてご指導してくれ、私の記録が徐々に伸びるたびに私に対しての対抗意識もふくれあがっているように思われました。加藤さんをなんとか倒してやろうと必死に練習しました。その結果22大で加藤さんのベストを抜く40m54を投げ、少し申し訳ない感じがする反面、とてもうれしかったです。他にも多くの先輩や同学年の仲間たちから多くのことを教えられたシーズンでした。 悔しくも全カレ標準を切れぬままシーズンオフをむかえてしまい、期待に答えられなかった感が否めないです。しかし全カレに目を向けている先輩、友達が私のまわりにはいます。それぞれたたかう舞台は違いますが志しは同じです。その人たちと来年ともに全カレでたたかえるよう冬季練習を積んでいきたいと思います。 来シーズン3皮くらい剥けたパフォーマンスを見せられると思うので、市浦という名を覚えてもらい、注目していただけると光栄です。 次のコラムは日向先輩です。 2005年11月2日 市浦友也

今シーズン→来シーズン

こんにちは!大学院1年の中嶋亮太です。このたびコラムを書かせて頂く事になりました。私は普段学芸大学で練習することがほとんどないので、陸上部のみなさんと関わることが少ないと思いますが、良い機会ですのでこの場を借りて少しお話をさせて頂きたいと思います。 私は、昨日まで神奈川県の代表として国民体育大会に参加してきました。今年は岡山県にて開催されました。今年最後の大舞台でしたのでアドレナリンが出まくっていましたが、後半の投擲で足をつっていまい最後まで力を出しきれませんでした。しかし微力ながら神奈川県に貢献でき、来年につながる良い経験をさせて頂きました。そしてこの試合を持ちまして今シーズンを締めくくる事となりました。 みなさんにとって今シーズンどうでしたか?大きく飛躍した人、伸び悩んだ人、それぞれだと思いますが、自分は後者でした。また、狙った試合で結果を出せず、悔しい思いをしたシーズンでもありました。これから少しのオフと移行期を経て冬期練習に入ります。どうしたら大きな力をやりに伝えられるのかを再度考え、そしてその為に強化していかなければならないものを今シーズンの自分の投擲と照らし合わせながらしっかりと分析して、冬期の計画を立てていきたいと考えています。 来年は自分にとって、学生最後のシーズンになります。 当然暴れまくりますよ!!! 次のコラムは…市浦、よろしく! 2005年10月29日 中嶋亮太

馬鹿と夢

箱根予選会が終わりました。なんか見てる側の人間としてはどぅでもいいと思って見てる人とか、他の大学の注目選手を見てる人、様々な見方がありました。  友人から聞いた話では箱根予選会にそれなりに意識をおいてる学校は大体日に30~40キロの距離を踏み、週200キロ積むところもあるそうで。 投擲を主な専門競技としている自分としては理解に苦しむところです。「なぜにそんな馬鹿げた距離を踏むのか」 考えてみれば何故あのヘビースモーカーで有名な現男子フルマラソン世界記録保持者でさえ二時間ちょいかけるものを練習として行っているのか。 単純に考えてただ40キロ踏むだけで二時間半。インターバルトレーニングにすればレスト間とかで30分プラス、ダウンアップで一時間プラス、そんでまた補強的なトレーニングをいれて一時間プラス。計五時間。 こんな走ってるんならバイトとかしたほうが有意義な気がしますわ。  なぜにこんなに時間をかけられるか。「やっぱ夢かな」っと言われて、つい「この青春やろうはまったく」と思ってしまう。  練習距離に関してだが、400Mの選手に関して考えさせられたところ、一日の本練習で400M一本走って帰る人はあまりいないと思う。試合でも予選、準決勝、決勝と一日3本走るときがある。試合で1200M踏む。 例えば練習で100+200+300+300+200+100をやれば1200Mになる。予選会の20キロを想定した練習は前記の練習を2セットすることと同意義だそうで。 一日20キロも踏まない奴は砲丸選手で言えば7.26kgで練習しないで中学生用の4kgで練習してるような奴だと言われ納得してしまいましたf^^; やっぱ夢がなきゃできない。自分は長距離選手ではないんで練習時間は短いがその中でも自分より重い重量でウエイトトレーニングをしたり、重い鉄の塊を投げたり、はたから見れば頭の悪いことをしている。 でも自分にもそれ相応の目標がある。やっぱこういうことだなって。馬鹿みたいに走ってる連中にも箱根予選そして本選への夢がある。頭悪い事言うがその夢はバイトで稼いだ金じゃ買えない。 時間と努力で買うしかない。箱根予選会、そんな夢追人の集会なんだなって思えた。 上記の話を自分らフィールドや短中距離に言わせれば関東インカレ、全日本インカレに対してということになる。 これから始まる冬期練習は箱根予選に夢を賭けた選手、箱根で夢に向かって駆ける選手達のように純粋に自分も目標に対し向かい合いたいと思う。  次のコラムはうちのブロックの院生の方に回したいと思います。まだアポ取ってないんでどうなるか分かりませんが。 2005年10月26日 井上 直紀