【部員コラム】第436回「 強くなる」

強くなる

失礼します。東京都立城東高等学校出身、E類生涯スポーツコース3年小川瑞穂と申します。現在女子跳躍ブロックに所属し、三段跳びを行っています。 今回のコラムではけがをしてから復帰までに感じたことを綴らせていただこうと思います。 少しでも読んでいただけたら嬉しいです。 私は大学2年の5月にバスケの授業に前十字靭帯を断裂し、約1年間のリハビリを経験しました。 4年間三段跳びを行い少し飽きていた私は「1年間休める…!!」という気持ちが正直大きかったです。が、リハビリの方が何倍もつまらないですし、とても飽きました。 さぼったこともありましたし、さわやかに走っている仲間を見るのも嫌でした。 羨ましかったです、、 「いいな、仲間がいて」と勝手に自分を一人にしてしまうこと、リハビリ組は思ったりしませんか?(笑)私だけでしょうか… コーチやトレーナーは「大きなけがをした選手は強くなって戻ってくる」とおっしゃってくれました。「ほんとかよ~」と思ったりもしましたが、このけがの試練を無駄にしたくない、けがしても結果を出せることを証明してやろうとリハビリ後半は必死でした。 結果、大学3年では目標だった関東インカレで入賞することができましたし、追い参ではありますが自己ベストの記録も出せました。大大満足です。 しかし、シーズン前には自分が信じた練習をしたいという気持ちが強すぎてブロックの練習をやらなかったり、合宿にも参加しなかったりとかなり自己中になってしまっていました。それくらい焦っていて必死だったこと、お許しください。 そして8月、コラムを書いている約1週間前です。 今回はしっかり三段跳びで前十字靭帯を断裂しました。笑 2度目ということ、専門種目でやったこと、調子が良かったこと、 全て含めてショックで、このけがで初めて心から泣きました。 今回の復帰では先ほど述べた反省を繰り返さないように、焦らなくて済むように計画的にリハビリを行うことをここに誓います。 もう一つ。試合中だったにもかかわらず、ぶっ倒れた私をおぶって救護室に連れて行ってくれた詩央、手を貸してくれた人、ありがとうございました!感謝しきれません。 一瞬競技を諦めかけましたが、もう一度同期や学芸の人たちと一緒に競技しようと決めました。 欲を言うと三段跳びで詩央、彩音ともう一度全国の表彰台のてっぺんを独占したいです。 最高な跳躍女子と学芸の仲間と競技できることに感謝して、来年自分も活躍してみんなと喜び合えるようにもう一回リハビリ頑張ります! (次はみんなで写真撮ろうね☺) こんな文章ですが最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。 2019年8月13日 小川瑞穂