【部員コラム】第442回「続ける理由、続けられる理由」

「続ける理由、続けられる理由」

 失礼します。宮城県仙台市私立常盤木学園高等学校出身、B類保健体育専攻3年の小宮いつきです。女子短距離ブロックに所属し、現在は100mHを専門にしています。今回初めてコラムを書かせていただきます。私が陸上を続けている理由と大好きな仲間について綴りたいと思います。まとまらず、拙い文章ですが、読んでいただけたら幸いです。  私が今陸上を続けているのは、これまでの色々な経験や感情、周りの人の影響など様々ありますが、2つの出来事が大きな理由としてあります。  1つ目は祖母の言葉です。高3のU20の大会で、準決勝でフライング失格をしました。その時、ボケかけている祖母がひとりで福井から応援に来てくれていました。戦うことすらできなかった私に、祖母は「観に来てよかったぁ」と一言言いに来てくれました。その瞬間、自分の情けなさとやるせない思いで涙が止まらなかったのと同時に、どんな結果であれ私の走りを観るために来てくれる人がいることが嬉しくて、「いつか絶対おばあちゃんの目の前でいい結果を残してやる」と心に決めました。これまで陸上をしてきて、これほど自分の走りを楽しみに観に来てくれる人がいるということを感じたのは初めてでした。私が陸上を続けている理由のひとつです。  2つ目は母のことです。大1の冬、怪我で全くといっていいほど練習ができなかったのに加えて、怪我を理由に陸上から気持ちが離れていました。こんな自分はダメだとわかっていながら、走るのが怖くて何をしたらいいかもわからず、練習をしなかったのが原因で、大2のシーズンはボロボロでした。試合どころか練習で走るのも怖かった日々ですが、それでも走り続けられたのは母の存在があったからです。大1の2月ごろ、母の病気を知りました。闘病しながらも私の試合がある度にどこであろうと足を運んでくれて、自分がどんな姿であれいつも明るく応援に来てくれました。そんな母の期待に応えたい気持ちが何より強く、辛い時期を走り続けることができました。これまでも、これからも、応援してくれる母をはじめとする全ての人のために、頑張ると心に決めています。  今シーズンは昨シーズンに比べて、自分でも驚くくらい結果として成長できたと感じています。その成長は、身近にいる仲間の存在が私にとって本当に大きいです。特に同期には毎日のように刺激をもらいます。ストイックな彩音、強がりの恵子、橋本清華、足の短い菜々子、お悩み相談の亜季、膝の瑞穂、ディズニー詩央、杏華杏華杏華、他にもみんな、大好きで負けたくない一緒に笑いたい素敵な仲間の存在が私を常に奮い立たせます。練習の姿も、結果も、たまに真面目な話するときも、尊敬することばかりです。みんなのことを話すとキリがありませんが、それほど助けられて支えられて刺激をもらって日々成長させてもらっています。これからもずっと。そんな仲間と同じチームで陸上ができるのもあと1シーズン。そして主将になりました。地球一最高の仲間がいるこのチームの主将になれることを誇りに思います。皆さんが知っている通り、態度がでかくて見た目は強そうと思われがちで、内面チャランポランな私なので迷惑ばかりかけるかと思いますが、協力しあって最高で最強のチームにしていきたいです。  個人としては全カレ表彰台、女子全体としては関カレ8位を目指して頑張っていきましょう!絶対達成できる!☺︎ 辛い冬季も越えてしまえばあっという間。絶対に悔いが残らないように毎日を大切に過ごしていきましょう。  まとまりませんが、最後まで読んでくださってありがとうございました。 これからもどうぞ、よろしくお願い致します。 小宮いつき