【部員コラム】第410回「もう一度」

    
こんにちは。東京都私立白梅学園高校出身、A類保健体育選修三年の尾張叶歩と申します。
    
現在短距離女子ブロックに所属し100メートルハードルを行なっています。よろしくお願いします。
    
このコラムを書く人はみんな大きな目標を持っていたり、結果を出していたり、コツコツと努力をしていたりと、私から見て眩しい人たちばかりで、こんな私が….と思いましたが、中学から続けてきた陸上競技のラストシーズンを迎える前に自分と向き合ういい機会だと思い書かせて頂くことにしました。文才がないので、拙い文章ですが最後まで読んで頂けたら幸いです。
    

「南関東大会入賞」この結果が私の大学でも陸上競技を続けようと思ったきっかけでした。あれほど遠かったインターハイが、自分でもあと一歩のところまで来れた。このままじゃ終われない。大学で、もう一度あの全国の舞台で闘いたい。
    
そんな熱い思いを持って入学しました。
    
しかし、大学での陸上を振り返ってみると全カレ、関カレはおろか、自己ベストすら出せていません。こんなことになるとは、入学当初の自分は想像もしていなかったでしょう。
    
練習をしても走れるようにならない。むしろ後退していく。気持ちが入っているときに限って怪我をする。の繰り返しで、最初のうちは、早く復帰して記録を出したいと思って頑張っていましたが、それが重なると次第に陸上に対するエネルギーがなくなっていきました。
    
競技を始めてから初めて陸上競技は残酷な競技だと痛感しました。
    
走るたびに、いい感覚からかけ離れすぎて自分に対して失望して、「もう辞めたい。もう私には無理なのではないか」「何でこんなに辛い、苦しい思いをしてやっているのだろう。」と思うことが増えていきました。
    

本当に嫌なら辞めるという選択肢もあったはずなのに今までなんだかんだ続けてきました。
    
何で辞めなかったのだろうと考えた時に、「あー。やっぱり私、陸上が好きなんだな。まだ諦めきれてないんだな。もう一度、思いっきりハードルを駆け抜けたいんだ。」と今まで心に蓋をして忘れかけていたことに気づきました。
    

今年で私の陸上人生もラストシーズン。
    
記録が出なくても、思うような走りができなかったとしても、自分にまだ「陸上が好きだ」という思いがある限りは、
    
辛くても、苦しくても、楽しかった頃のようにハードルを駆け抜けるため、記録が出た時の高揚感をもう一度味わうため、もうすこし頑張ってみようと思います。
    
私が甘んじていたら、どうぞ喝を入れてやってください。よろしくお願いします!
    
こんなに長い文章にお付き合い頂きありがとうございました。
    

2018年1月16日 尾張 叶歩