関東インカレコラム 【こんにちは、まるおのかいしです】

この度、コラムを書かせていただくことになりました。佐賀県立佐賀北高校出身の丸小野開之です。

走高跳を専門としています。

陸上について今思ったことをそのまま書いて見ようと思います。

陸上を始めたきっかけは、父が陸上競技を過去にしており、自分が中学の時に必ず何かしらの部活に入らなければいけなかったので、なんとなく始めたことです。そして、走高跳を専門年始めたのは、走るのは精神的にきつく、力がなく投擲もできなかったので、なんとなく逃げる道として始めました。
こんな感じで何となく始めた陸上でしたが、競技していく上で辛いことが多くありました。

それは「周囲からの実力に見合わない期待」です。

父は過去に10種競技で日本選手権・アジア選手権で優勝した実績があり、自己ベストは7713点とほんとに心の底から自慢・尊敬できる存在です。
父がそんな実績をもっているため、陸上を始めた当時から色んな方に期待の声を頂きました。
それは嬉しいものであると同時に、大きすぎるプレッシャーになるものでした。

僕の中学時の記録は、100mは13秒後半。幅跳びは4m台。専門にしている高跳びは150cmでした。県大会で入賞することは厳しく、日本選手権覇者の息子として期待される実力と自分の実力とのギャップはかなり大きく、いつしか人の目を気にしながら陸上をするようになってました。父はすごいのに息子はこんなもんか。と思われることがすごく怖かったです。

高校も特にやりたい部活がなかったので、なんとなく陸上部に入りましたが、周囲の目はずっと気になっていました。しかし、高校2年の冬からなぜかすごいくらい急にやる気が出て、自分なりに考えて練習をするようになると記録がぐんぐん伸び、高3には県で優勝できるようになりました。この時から自分に自信が持てるようになり、陸上を楽しむことが出来るようになりました。

いまはこの大学でほんとにいい仲間に恵まれて、陸上競技をすることができています。高校の時からすごいと見ていた方やほんとに心を許せる人に囲まれ、いい刺激を貰いながら、この2年間過ごしてきました。そのおかげで、自己ベストを210まであげ、全国大会にも出れるようなりました。

いまの目標は関東インカレで214cmを跳んで表彰台に上がり、学大に貢献すること。全国大会に出場するだけでなく、しっかり戦える実力を備え、入賞を果たすこと。の2つですが、僕の最終的な目標は走高跳で父親に記録(211cm)に10cm以上の差をつけて、思いっきり父に威張ってやることです!

いまはまだ未熟ですが、いつも専門なのに勝ててない高跳びの記録で度々いじってくる父に、参りました。の一言を言わせるようになるその日まで!陸上を思いっきり楽しんで見せます!

見とけ!ひとし(父)!!