こんにちは!A類保健体育選修4年の丸小野開之と申します。
跳躍ブロックに所属させていただいており、走高跳を専門としています。
陸上競技を始めて今年で10年目となり、陸上競技を通じて、多くの人に出会うことができました。この機会に10年間を振り返って感じたことを書いてみようと思います。
陸上競技を行なってきた10年間を振り返ってみると、「同級生」の存在が大きかった陸上人生だったなと感じます。走高跳の記録が大幅に向上した高3の時も、冬季練の期間中、学校での貴重な昼休みを一緒にトレーニングに付き合ってくれた友人の存在があったからこそ、得られた成長でした。それは大学に入っても同様で、練習を共にする存在が陸上を存分に楽しみ、高みを目指せる大きな要因でした。
周囲の人たちに恵まれ、陸上を心置きなく楽しんできましたが、大学の4年間は特に濃かったように思えます。中学・高校・大学のどこを取っても、信頼できる同級生はいます。しかし、大学では同級生に加え、同級生と思えるような先輩・後輩の存在がありました。
不調や悩みなど生じた時に同級生にしか頼ることができなかった高校とは異なり、大学では学年関係なく、頼ることができる存在が多くいます。「よっ!」と挨拶してきたり、大声で名前を呼び捨てで呼んでくる後輩。逆に、僕がまるで友達かのようにタメ口で話したり、挨拶をしてしまう先輩。このように接してくれたり、僕の愚行を許容し、それでも仲良くしてくれる。僕にとって、こういった心の拠り所となる人達が多くいてくれることは本当にありがたいことです。また、日々の練習や試合ではしっかりとメリハリをつけ、陸上競技に真摯に向き合っている姿にはこれまで幾度となく感化されるとともに、学年関係なく、僕自身のモチベーションや目標となっています。
特にこれまで関わってきた跳躍ブロックの存在は特別なもので、入学当初の久保木さんの代を始め、現在の大空の代に至るまで、どこを切り取っても最強で最高に楽しいブロックでした。学年関係なく、話せば笑いが尽きず、応援は全力かつ笑いも交えながら場を盛り上げる、試合になればとんでもなくかっこいい姿を見せてくれる。互いの成長を心から喜びながらも、他人の成長に触発され、自らの成長の糧できる。そんな跳躍ブロックの「チーム友達」のような在り方が、大学で大きく成長でき、何よりも陸上競技を楽しむことができる理由でした。
だからこそ、大学陸上では心の底から自分を頼ってくれる声に応えたい。自分以外の誰かのために勝ちたい。という気持ちをより強く持つことができ、怪我や伸び悩んだ時期も乗り越えて現在までめげることなく競技を続けられています。
さて、このコラムを書いている今、全カレの標準切りの期限まであと12日と迫っています。
2年前、当時4年生の先輩である颯馬さんにA標準(213cm)を跳んでもらったことで全カレという大舞台を経験することができました。そして現在、僕は4年生という立場におり、2年生の高跳びを競技している後輩がいます。跳躍ブロックの健人さんからご飯をご馳走になる際、「これは君に後輩ができた時に還元してあげなさい」と教えられてきました。ご飯と同様、今年は2年前に颯馬さんから受けた恩恵を僕が還元する年です。今シーズン、怪我に悩まされてきましたが、関係ありません。自分のため、期待してくれている人の声に応えるため、そして後輩のために絶対213cmを跳びます。見ててください。
最後にこのコラムを読み、心あたりのあった先輩の皆様。
おそらく今後とも僕の愚行は続き、友達のように接していくものと思われます。なので、ボランティア活動くらいに考え、これからも仲良くしとってください^^