【部員コラム】第446回「続ける源となる存在と今後について」

失礼致します。
群馬県立太田女子高等学校出身、E類生涯スポーツコース専攻1年の木村玲菜です。女子中・長距離ブロックに所属し、現在は 800mを専門に競技をしています。
私は大学受験期、息詰まった時や気持ちが落ち込んだ時にこのコラムやトレマネブログの写真を見て、気持ちを救われたことが何度もあります。今回は、そんな自分を後押ししてくれたコラムを私自身が書いていることが夢のようで、非常に感慨深いです。また、東京学芸大学に入学してから、写真の中に写っていた先輩方が目の前にいて、かつ同じトラックで練習をしていること、同じチーム目標を掲げて戦っていることも本当に嬉しいです。コラムを書く機会をいただきありがとうございます。

今回は自分が 800mを選び、続ける源となる存在・今後について語りたいと思います。至らない文ですが読んでいただけたら幸いです。
私は小学 5 年生の時に知り合いの方の勧めで陸上教室に通い始め、800mという競技に出会いました。恥かしながら、長い距離は好きだけれど球技種目はもちろん、ハードルや走り幅跳びなどの種目は壊滅的に苦手であった私は、迷うことなく 800mを専門種目としました。始めてはみたものの、苦しいし長いしでどうして自分はこの種目を続けているのだろうと思うことは何度もありました。正直今も思うことはないとは言えません。ですが、中学・高校・大学と、環境が変わっていくなかで色々な選手と練習をして鬼のような練習メニューとも出会い、課題をみつけて改善していくたびに 800mと向き合う時間も増えて、苦しさの中にも魅力や楽しさを見つけられるようになりました。今ではゴールした後のじわじわくる疲労感がたまらなく好きです。これは私が 800mを続けてきた理由の一つだと思います。
それから、仲間の存在は大きいです。東京学芸大学には各都道府県から選手が集まっており、どの選手も一生懸命で、練習では毎回多くの刺激を貰っています。この刺激は間違いなく私が陸上を続けるモチベーションに繋がっています。こうした刺激をくれる存在として、二人の人物を紹介したいと思います。
まず一人目に女子中・長距離ブロックの同期の玉利を挙げたいと思います。彼女は兵庫県出身の競歩選手です。同じ生涯スポーツコースを専攻しているので部活以外の時間も一緒にいることが多く、陸上についての真面目な話をすることもあれば私の一方的な悩みにもストレートな回答をくれる大切な仲間です。入学してから約 8 カ月、この期間に京都への遠征試合や中・長距離の合宿として北海道の紋別合宿、菅平合宿など様々な活動がありましたが、宿泊先で同部屋になったりして玉利の新しい一面を見つけるたびに4 年間共に成長して強くなりたいなと感じています。昨年の関カレでは女子中・長距離ブロックとしてチームに貢献することが出来ないまま不甲斐ない結果に終わってしまったので今年こそは、まずは標準記録突破に向けて残りの冬季練習を大切にして仲間同士背中を押しあい、結果を残していきたいです。

そしてもう一人、私の原動力となる人物として 2 歳下の長距離をしている弟の存在があります。小学校から一緒に陸上をしてきて、記録が良ければ一緒に喜び、ダメだった時には次の大会に切り替えられる言葉をかけてくれて、同じ競技だからこそ共感しあえる事も多く私の支えです。私が上京してから、弟は怪我で走れない時期が続き、帰省した時に見る弟の姿は元気も自信もない様子でした。ですが、大学に入ってから何の結果も残せていない私はどのような言葉をかけたらよいのか分からず、何もしてあげることが出来ませんでした。だから、弟には自分が大学でちゃんと結果をだして、もう一度お互いに高めあえる関係になりたいと思っています。
ここまで私の思っていることを語り続けて、まとまりのない文になってしまいましたが最後に、私が陸上を続けられているのは、どんなに遠くてもストップウォッチを片手に応援に駆けつけてくれる家族の存在、陸上関係者の方々の支援、そして尊敬する先輩方・同期のおかげだと思っています。今後も東京学芸大学で陸上ができていることに感謝して関東インカレ・全日本インカレで活躍できる選手になれるように精進していきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。