【部員コラム】第456回「支え」

 失礼致します。E類生涯スポーツコース2年、群馬県立太田女子高校出身の田代千絵と申します。現在は短距離女子ブロックに所属し、400mHをメインに取り組んでいます。今回コラムを書く機会をいただいたので恐縮ではありますが、私の陸上に対する思いを書かせていただこうと思います。
 私の大学での陸上生活は肉離れからスタートしました。大学一年のシーズン前半は肉離れで思うように練習ができなかったのですが、夏の後半くらいから徐々に走れるようになり、補欠ではあったものの全カレのマイルを走らせていただきました。全カレでは自分の弱さを痛感し「来年は正規メンバーで走る」と心を決めて練習に励んできました。しかし、夏の終わりからの膝の痛みが引かなかったため、 減量しましたが、それを機にだんだんと走れなくなっていきました。周りとの差が目に見える形で現れ、日に日にみんなで走るのが怖くなってしまいました。そんな中でもたくさんの同期や先輩方に声をかけていただき、私は自分のことでいっぱいいっぱいなのに、なんて優しい方々なのだろうと心が救われました。私の周りは本当に素敵な方々で溢れていると思います。それなのに、気にかけてくれているみんなをがっかりさせないようにがんばろうと思ってはいても、成長しない自分に腹が立ち、情けなさと申し訳なさでいっぱいでした。
 しかし、そんなことを考えているうちに大学での陸上生活もあと2年となってしまいました。高校生のとき、「自分でがんばる!」と強い意志を持って学大の陸上部に入部させていただいたことを思い出し、今は気を新たに練習に励んでいます。高校生のときに思い描いていた競技人生とは大きくかけ離れてしまいましたが、陸上と向き合う良い機会になっていると思います。今年は大好きな先輩方と一緒に練習できる最後の冬なので、みんなといっしょに強くなりたいという思いでいっぱいです。私はみんなにもらってばかりなので、競技面でもそれ以外でも、たくさんお返ししたいです。来シーズンこそ元気に走っている姿をお見せできるように、この冬で一皮剥きたいと思います。
 個人的な内容で、拙い文章となってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。