1年生コラム「私が陸上を続ける理由」

失礼します。東京都立城東高校出身、E 類生涯スポーツコース 1 年の佐久間理緒です。跳躍ブロックに所属し、走幅跳・三段跳を専門にしています。

今回のコラムでは、私が大学生になった今でも陸上競技を続けられている理由について考えたことを綴らさせて頂きます。

私は中学 1 年生から今までの陸上生活の中で、何度も陸上を辞めたいと思いました。思うような跳躍が出来なくなってしまった時。痛みを感じるほどの炎天下で、きつい練習をしている時に周りの子がオシャレなカフェでかわいいものを食べてるんだろうなと考えた時。日焼けを気にして好きな服を着れなかった時。ロングに憧れ伸ばした髪を、部活で邪魔になり切ると決めた時。私は何故そこまでの犠牲を払ってまで陸上を続けているのだろうと考えてしまいます。高校生になったら、大学生になったら、と進学先では絶対陸上はやらない!とあれほど固く決心していたはずなのに、気づいたらまた陸上部に所属している。

それは何故なのか。

それは、陸上競技の楽しさを知ってしまったからだと思います。
自己ベストが出た時。出来なかった動きができた時。自分の競技が褒められた時。練習後に仲間とたわいもない話で大笑いした時。仲間が自己ベストを出した時。誰が勝つか予想もつかないようなレース展開があった時など。陸上はする側はもちろん、見る側も楽しくてワクワクします。
そしてそう感じるのは、その結果に至るまでに辛い練習を積み重ね、色々なことを犠牲にして、真剣に競技と向き合ったからこそ陸上が何倍にも楽しくて感じるのだと思います。

私は、大学に進学してから、納得のいく結果を出せていません。正直自分の陸上人生の中で、今が 1 番楽しくない時期だなと感じています。しかし、ポジティブに考えてみれば、この期間を乗り越えればまた楽しいと心の底から思える日が来ると思っています。それまでの期間、競技と向き合い、小さい楽しいを見つけながら練習に励んでいきたいと思います。