陸上競技部の部員コラムにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。
都立駒場高校普通科出身、女子混成ブロックの植田陽翔と申します。あと少し、主務を務めます。
実は、コラムを初めて依頼されました。
今シーズンは日本インカレの標準を突破しながらも、枠争いに敗れて出場を逃すなど、書きたいドラマはたくさんあります。自慢にもなってしまいそうです。
でも、きっと最初で最後のコラム。今までフォーカスされたことのない、私なりの主務の姿勢について綴らせていただきます。
小さい時に唯一読んだことのある漫画、“ブラックジャック”に、今までの私の行動を決定する言葉が刻まれていました。一語一句は覚えていません。内容は、「数千の手術をしたとしても、医者は1人も患者の名前を忘れてはいけない。患者にとってはたった1人の医者だから」。
この内容から膨らませて、人との接し方について、私なりの考えが生まれました。
約130名の部員の前に立つ時、指示を出す時、数十件ある連絡を返す時、すれ違って挨拶をする時、自分が忙しくて頭が回っていない時、誰かに注意をする時、競技で挫折した時、それでも毎週の全体集合の司会を担当する時、、。
私にとって繰り返しの日々、行動だったとしても、
受け手にとってはたった1人の“主務”という人からの言葉、表情。
だからこそ、自分がどんな状況であれ、必ず笑顔で言葉を大切に人と接しようと努力してきました。何気ない一言が、受け取った人の大切な想い出になるかもしれないから。勇気を出すきっかけになるかもしれないから。
壮大すぎる綺麗事かもしれないですね笑 社会人になった時、何かにつながれば良いなと思います。
とにかく、この1年間は膨大なタスクをこなしつつ、周りにも助けられながら駆け抜けました。何か1つでも、部員の心に良い影響を与えることができていたら嬉しいです。
さて、最後の集合が近づいてきています。「時間になりましたので集合を始めます」。いっつも繰り返すこの言葉に、勝手に想いを乗せて。丁寧に、74代最後の集合を告げたいと思います。
そして、最後の対校戦では、主務としてだけではなく、カッコいい選手としての植田陽翔も見てもらえるように。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。