第517回「あこがれ」

こんにちは。
浜松市立高等学校出身、B類書道専攻4年の木村二胡と申します。引退前はトレマネブロックに所属しており、マネージャー業を担当しておりました。
まさか自分がコラムを書くことがあるとは思ってもみなかったので、ここで自分の思いを発信することに緊張していますが、あたたかく読んでくださったら幸いです。
私はマネージャー経験、ましてや陸上経験もない身で東京学芸大学陸上競技部のトレマネブロックに入りました。右も左も分からない私にとって、当時トレマネブロックを引っ張ってくださった4年生のお2人は偉大すぎる存在でした。ゼロからスタートの私にとって、どう努力をしても追いつくことのできないと思わされるお2人でしたが、いつしか憧れとなり、目指す理想像になりました。

これまで私がトレマネとして陸上部にかかわる中で大切にしてきたことは、一つ一つの仕事に責任や思い入れを持つことです。対校戦や競技会だけでなく、日々の練習においてたくさんの選手の動画やラップタイムをとります。マネージャーだけどマッサージもします。私たちは万能なロボットではなく人間なので、忙しさに手が回らなくなってしまったり、時にはキャパを超えてしまうことだってありました。しかし、学大のトレマネは私たちだから!というプライドを常に持ち、少しでも力になれたらいいなという思いを持って活動を続けてきました。
また、私を含め、マネージャーはいつもラップタイムを書いた紙に一言添えるようにしています。誰かにとっては自己満足に見えるかもしれないし、必要ないと思われているかもしれません。それでも、選手には数字だけを渡すのではなく言葉も残して、少しでも気持ちの面で支えることができたらいいなと思っています。トレーナーのようにコンディションや技術面で直接的に支えることはできませんが、選手の努力を近くで見ている人間の1人としてこのチームに貢献できていたら嬉しいです。

最後に、私がトレマネとして充実した時間を過ごせたのは、頼もしすぎる同期と、いつでも全力でエネルギー溢れる後輩たちの存在があったからです。また、学大に貢献しようと戦う選手の姿を見るたびに、もっともっと選手のために何かできる存在でありたいと思い続けました。約3年半を経て、あのとき感じた憧れに少しでも近づけていたらうれしいですし、憧れを追い続けた時間は確かなものだったと自信を持って言えます。チームの一員として過ごした日々を誇りに、これからも前へ進みます。