【部員コラム】第401回「自分を知る」

こんにちは。東京都八王子市出身、立川高校卒、A類保健体育選修、男子中長距離ブロック4年の黒島永竜です。

卒業間近にもかかわらず、何だかんだコラムを書くのは初めてなので、正直言って何を書いたらよいか分かりませんが、日々僕が考えていることをこちらに書いていきたいと思います。

皆さん成長するためには何が必要だと思いますか?私は間違いなく「自分を知ること」が必要だと思います。ある目的を達成するためには目標が必要です。そこでは自分がどんな手段を使って、どのようなプロセスでその目標に近づくかを考えなければなりません。その過程で必要になってくるのが「自分を知ること」だと思います。自分を知ることができれば目標への見通しが立ちやすくなります。自分はどんなところが足りなくて、どのようなところを伸ばせばよいかも明確になります。

なぜこんなことを書くのかというと、私は4年間この「自分を知ること」を常に考えながら過ごしてきたからです。陸上競技をやっている時は、この記録を出すために自分の足りないものは何だろう、どういう練習が自分には合っているのだろうと考えてきました。さらに主務をやっている時は、この仕事は自分にできるのだろうか、あの仕事はあいつの方がうまくできそうだから任せようというように、常に自分の力、またはそれに見合った行動について考えてきました。

この「自分を知ること」が功を奏したのか、私は4年間複数種目で毎年自己ベストを更新することができました。これを私は誇らしく思いますし、大学まで陸上をやっていてよかったなと思います。

「自分を知る」というのは本当に大変です。自分を知れば知るほど、本当の自分が分からなくなります。一方で何となく自分のことが分かったような気もしてきます。自分の分からなさを知ることによって、自分のことが分かるのです。逆説的ですが、自分とはこれぐらい複雑なのです。

今競技で悩んでいる人、うまくいっている人、競技以外でも悩んでいる人、うまくいっている人、もう一度原点に立ち戻って自分を見つめ直してみてください。何か現状打破、成長するためのヒントが隠されているかもしれません。皆さん、それぞれの目標に向かって邁進していきましょう。

4年間ありがとうございました。

    

2017年2月23日 黒島 永竜