【部員コラム】第407回「予選会に向けて」

    
こんにちは。東京都立駒場高等学校出身、A類学校教育選修3年の渡邉拓美です。男子中長距離ブロックに所属しています。
    
今回この部員コラムを書くにあたって正直気恥ずかしさもあったのですが、後で詳しく触れますが予選会標準を切ったことをチャンから評価されて依頼されたので(笑)、頑張って書こうと思います。よろしくお願いします!
   

改めてですが、私は先日7月1日に行われた四大戦の5000mで、16分21秒58の自己ベストを出すことができました。これは、私自身にとって初めての予選会標準切りでした。入部してから、この記録だけは早く超えなきゃいけないと思ってやってきたのでちょっと出すのが遅れすぎたなと思う一方、それだけ時期を重ねただけ嬉しさも大きかったというのが本音です。
   
改めて言いますと、この16分30秒という予選会標準を切るということへの意識は強かったです。それは、私自身がずっと箱根駅伝に対して強烈な憧れを抱いてきたからです。何でお正月の寒い中にずっと走っている人を見てそんな気持ちになるのだろうかとは自分でも思いますが(笑)、あの場で走りたいという思いは常に持ってきました。
   

自分にとって箱根駅伝は本当に特別なものなんです。そうした気持ちと、自分の競技力との差に悩んだ時期もありましたし、実際この陸上部に入部する際も、入部した後も、色々考えてきましたが、ここまで「箱根駅伝に少しでも近づきたい」という思いを捨てずに試行錯誤してやってきて1つ結果として表すことができて良かったです。
   

ただ、ここまで私自身が部員としてふさわしい結果を残すどころか、足かせになってしまっていることも重々自覚しています。そうした意味でも、今度の箱根駅伝予選会が私にとって挽回する場になりますし、初めての対抗選手として自分の力でチームに貢献できるチャンスでもあります。
   
特に予選会に関して言えば、今回箱根駅伝本選にチームとして出ることが夢の話であっても、チームを前年より1つでも順位を上げようとしたり、自分の目標タイムを達成しようとして全力を出そうとする姿勢が、後々学大から学連選抜入りすることだったり、学大が箱根駅伝を走ることにつながると私は信じています。
   
自分の中の箱根に対する思いと、対抗戦でチームに貢献するという思い両方を持って、今度の箱根駅伝予選会で全力を出し切りたいです。そして、そこに向かう過程において、個人単位としてもチーム単位としても、自分が出来る後悔のない取り組みをしていきます!
   

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!

    

2017年8月26日 渡邉 拓美