【部員コラム】第408回「後悔のないように」

こんにちは。東京都私立城西大学附属城西高等学校出身、B類家庭専攻マネージャー3年の松尾咲子です。

周りは教採の勉強、就活を本格的にスタートしている中、私は選手復帰することに決めました。
目標は800mで関カレに出場することです。

なぜ今、復帰を決めたか。
簡単に言うと、後悔のない学生生活を送りたい、もう一度大きな舞台に立ちたいと思ったからです。

私は中学と高校で1回ずつ800mで全国大会を経験しています。どちらも2年生の時で、3年では出場出来ていません。春先の怪我や貧血に悩まされたことも原因の1つだとは思いますが、1番は気持ちで負けていたからだと思います。

二度も同じような挫折を味わい、大学でも競技を続けられる自信が持てず、マネージャーになりました。

中学高校では陸上部にマネージャーがおらず、自分のことだけを考えて競技をしていたため、最初はとても苦労しました。

マネージャー業を続けていく中で、素直に応援したいと思えるようになったり、選手と喜びや悔しさを共有できるようになったり、成長を感じることもありましたが、

関カレ全カレに行く度に自分もこの舞台に立ちたかったなと後悔が残っていました。

コーチ陣に競技復帰を勧められることもありましたが、今さら選手復帰なんて手遅れだと諦めていたし、トレマネブロックが自分にとって居心地の良い場所になっていたため、決断できず、誰にも言えずにいました。

そんな時に背中を押してくれたのが郁磨さんと主将の平石でした。

郁磨さんとは、競技のことだけでなく、就活のこと、くだらない話もしますが、優柔不断なわたしにいつも決断する勇気をくれます。自分でもあまり記憶にないのですが、普段通り陸上について話していた時、「お前もやればいいじゃん、今からでも遅くないよ」と言われ、胸が熱くなったのが復帰を真剣に考えるきっかけになりました。

もちろん、選手復帰は自分の意思だけで決められることではないため、全カレ経験のある主将の平石に相談することにしました。平石は私の気持ちを受け止めてくれて、一緒に頑張りたいと言ってくれました。

わたしの選手復帰はまさに部のスローガンでもある

“挑戦”です。

関カレ出場は無謀かもしれませんが、絶対に達成してやるという強い気持ちがあります。

この挑戦で自分も頑張ろう、負けてられないと思ってくれる人が少しでもいたら嬉しいです。

復帰して数週間がたちますが、マネージャーの経験があったからこそ、周りの支えが力になることを身をもって感じています。

わたしの挑戦を受け入れてくれたトレマネのみんなには1番感謝しています。

残り少ない学生生活を後悔のないように、

1日1日を大切に過ごしていきたいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

2017年12月28日 松尾 咲子

~ 同期トレマネからコメントをいただいたので併せて掲載させていただきます ~


亀井菜々子
咲子の決断、本当にすごいなと思うし、選手をやるということが選択肢に上がることが羨ましいです。私は選手のみんなみたいに食事や遊びを我慢したり自分の好きなことをセーブしたりしながら、自分の目標のために辛い練習をすることなんてできません。

それでも大会で涙を流したり見たことないくらいの笑顔の選手を見ると、そっち側に行けたらいいなと思います。

でも私は自分の実力や自分のできることを現実的に見てマネージャーを続けています。

だから咲子には本当に頑張ってほしい!

近くで選手を見ながら憧れ続けている私たちの分まで輝いてほしいです。


伊藤優香子
3年間ほんとうにたくさん悩んで出した決断だと思います。

咲子なら必ずゼッタイやり遂げてくれます!

来年の春一緒に笑うために、わたしたちも1日1日一緒に成長していこうと思います。

頑張りすぎちゃう子だから頑張れとは言いません、一緒に頑張ろう!


齋藤美奈子
咲子から「800mで関カレに出たい」と聞いた時、大きな決断をした咲子の姿をみて、
頑張って欲しい!と思ったのと同時に、私も目標を持たないと!と刺激をもらいました。

一緒にマネージャーの仕事が出来なくなるのは寂しいですが、
関カレで活躍する咲子を見るのがとても楽しみで、ワクワクしています!!

選手とマネージャーで立場は変わってしまいますが、普段からなんでも話せる良き友達である咲子とこれからも高め合える関係でいられるように、努力の仕方は異なりますが私も負けずに頑張ります。

心から咲子の”挑戦”を応援しています!!!!