第493回「気づけたこと」

こんにちは。山梨県駿台甲府高校出身、B類保健体育専攻3年の萩原けい奈と申します。跳躍ブロックに所属し、三段跳を専門としています。拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけたらと思います。

「私の強みってなんだろう」
つい最近まで、常に頭の中の大部分を占めていた問いです。私は陸上競技において「強み」を自分にしかできない・自分が得意とする動き・行為であると解釈しています。
小学2年生から始めた陸上人生を振り返ると、「私の強みがこれだ!」と自信を持って陸上競技に打ち込んでいました。ある意味、自分の強みを過大評価し過ぎていたというリスクも孕んでいるでしょうが、これはこれで、自分を信じ、自分にしかできないパフォーマンスを可能にしたのだと思います。大学に入って自分の強みを失った時、気づいたことがあります。

自分で考え選択し、作り上げるという陸上を手に入れた私は、たくさんの発見と学びを繰り返す中で、その分自分の陸上スタイルにたくさんの疑いをかけてきました。私はネガティブ人間なので、ダメなところばかりに目がいってしまう、、、。そんな私は、考えが浅はかだったのでしょう。学んだことを模倣しようと試みてしまったのです。目で見たことを模倣するのは、1人として同じ身体をもつ者はいないのに、無理な話です。大事なのは、たくさんの発見と学びを、自分に落とし込み、自分だけが持つ思考に転換させること、それを行為として実現させることだと気づきました。そして自分の身体で、自分にしかできない動き・行為強みを信じることだと気づきました。

つまり、人からのアドバイスを「答え・正解」とだけで受け取るのではなくて、自分の中で落とし込んできちんと理解することが大切であるのではないかと思ったということです。そこでは、「自分の強みはこれだ!」と自信を持って言える何かが必要であり、それがあるからこそ前進できるのではないでしょうか。

大学陸上3年目となりますが、やっと始めに戻れた気がします。これまで歩んできた大学陸上が無駄ではなく、目標達成という花が咲くようにこれからも日々精進していきます!先輩・同期・後輩と切磋琢磨し、たくさんの学びある東京学芸大学で陸上競技ができていることに感謝しています。
文章力のないコラムとなってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございます。