【部員コラム】第430回「転換期」

こんにちは。千葉県立千葉東高等学校出身、A類理科選修3年の中島福尚です。男子中長距離ブロックに所属し、1500mを主に走っています。     
コラムを書かせていただくにあたり、どのように書こうか正直迷いましたが、自分に言い聞かせる意味でも書いていこうと思います。拙い文章ですが読んでいただけると幸いです。
突然ですが、モチベーションを維持するには2つの考え方があって、1つ目が「期待・価値理論」2つ目に「同一化理論」というものがあるのを知っていますか?
前者は[意欲=達成期待度×業績がもたらす報酬についての価値]後者が[意欲=集団への同一化の程度×集団の持つ目標の高さ]です。

なぜこのような話をするかというと、私は後者の方に偏りがちだからです。私は正直練習がとても嫌いで面倒くさい、辞めてしまいたいと思う事が以前まで多々あり、今もたまに思う事があります。情けない話です。その為一人で練習するのがなかなかできなくて、時間があっても練習は避けるような感じでした。
したがって1人のまま、ブロックの人がいなければ記録は伸びず終わっていたかもしれません。
しかし、幸運なことに鈴村さんをはじめとする中距離の先輩達がいてくれたおかげで練習へと望むことができました。中長距離を専門にしていて、「練習も試合も辛いのによくやるね。」と周りの人からは言われてきましたが、確かに辛くて練習の前や練習中に逃げたいという衝動にはいつも襲われます。
しかしなぜその中でも頑張れたかというと、やっぱり一緒に練習してくれた先輩たちの姿があったからだと思います。 
一個下には中距離はいなく、この2年間と半分は先輩5人と僕という形でした。その為それが当たり前のようになっていたし、プライベートでも鈴村さんに良くしていただいたりと、僕には欠かせない大切な人たちです。
また、練習もただついていけばよかったし、辛いところも前を追えば良かったので集団内にいる事で負けたくないという気持ちや一緒にベストを出したいと思う気持ちが強く、モチベーションを維持するのに「同一化理論」の方でやってきました。いい意味で、この考え方によってベストを毎年更新することもできました。
しかし、いつまでも先輩方がいるわけではないので、ひたすら自分と闘いながら練習にも取り組まなければなりません。これは私にとっては難しいことだろうと思います。特に私は練習や試合の始めはネガティブに考え、「出来ないんじゃないか、今日は調子が悪いかもしれない。」と考えてしまいます。そんな状態ではなかなか難しいのは当たり前ですね。
そこで、モチベーションの維持の仕方を「期待・価値理論」のほうにシフトしなければならないと思います。
試合をただ走るためではなく、貪欲にタイムを狙うために何ができるのかを集団でできない中で取り組むためには、この考えがさらに必要だと考えるからです。
そしてモチベーションを維持し、目標である関東インカレ出場を果たして先輩方の分も走ります!!

本当はもう少し前から意識を変える必要がありましたが、なかなか出来なかったのでコラムを書くことを機に変えようと思います。
限られた時間でどこまでタイムを出せるかわかりませんが自分の伸びしろを信じ頑張ります。

長くなりましたが読んで頂きありがとうございました。     
2018年9月24日 中島 福尚