第483回「つながり」

私は人と関わることが大好きです。昔から変わらないこの想いは、学芸大陸上部に入ってさらに大きく、そして確かなものに変わりました。
代交代をして最高学年としてのスタートを切ったこのタイミングで部員コラムを書かせていただけることに感謝しながら、少しですが私の想いを綴らせてもらいたいなと思います。

遅くなりましたが、簡単な自己紹介をさせてください。私はこの陸上部でマネージャーをしています、A類英語選修3年の河野莉子です。山梨県甲府南高校出身で、小学校4年生から高校3年生までは選手として陸上をしていました。「大学でもせっかく陸上を続けるなら、きっと部活の方が良い経験ができるよ」高校時代の陸上部の顧問の先生のそんな言葉をきっかけに入部を決め、今こうしてマネージャーを続けています。この素敵な陸上部の一員としていられることが幸せで、その先生の言葉を信じてよかったなと日々思っています。

最初にも書いた通り、私は人と関わることが大好きなのですが、それは人とのつながりによって自分一人では気付けないことを得られたり、喜びを倍にできたり、支え合うことができるからです。これはきれいごとに聞こえるかもしれません。でも、この学芸大陸上部にいることを通して心からそう実感し、私は自信を持ってこの言葉を言うことができます。
このことを強く感じたのが、私達の代の幹部決めの話し合いの時でした。話し合いを通して一人一人の考えを聞き、選手それぞれが持つ思いの強さに驚かされたと同時に、この素敵な選手のためにもっと力になりたいと感じたことを今でもはっきり覚えています。トレマネは比較的選手と関わる場面は多く、選手のことを知っていたつもりだったのですがそれはほんの一部でした。全員がしっかり自分の芯を持っていて、陸上に対してまっすぐ向き合っていて、人の気持ちってこうして言葉にしないと知ることはできないのだなと実感しました。そういった関わりを通して、自分にはなかった考え方に気付かされ、改めて自分のことを見直すことが出来たり、相手の素敵な部分を知ったりすることができるのだと思います。そして、人の喜びを一緒に分かち合えたり、高め合うことにも繋がっていくのだと思います。
正直、1・2年生の時は目の前の仕事をこなすことに精一杯で、選手の気持ちに寄り添いきれないもどかしさや寂しさを感じることがありました。でも今は違います。選手のすべてを知り切れているわけではありませんが、一人一人が持つ強い思いを知ったからこそ私も一緒に上を目指したいという気持ちを持つことができています。こんな感情を持たせてもらえることに感謝いっぱいです。

もう一つ、人との繋がりの大切さを強く実感するのはやはりトレマネブロックです。先輩、同期、後輩、その一人一人から学ぶことがたくさんあります。全員がそれぞれの良さを持っていて、誰一人として欠けてはいけないなと強く感じています。だからこそ、トレマネブロックでは「想いの共有」を大切にしていきたいなと思っています。それぞれが持つ魅力が解き放たれずに終わるなんてもったいないことがないように、みんなで共有しあってお互いに気付いて、繋がりを持って高め合っていけたらいいなと思います。

陸上部への想いを書いていたらこんなにも長くなってしまいましたが、この部員コラムを書くことを通して改めて学芸大陸上部の一員でいられることに幸せを感じました。本当に素敵な人たちばかりで、きっと、大げさじゃなく部活で関わる人それぞれの素敵のところを答えられるんじゃないかなあと思います^^
大好きで素敵なトレマネブロックのみんなや選手との「つながり」を大切にして、残り1年も進んでいきたいと思います!