第500回 「主将」

失礼いたします。船橋市立船橋高等学校出身、E類生涯スポーツコースの津山将汰です。主将になりもうすぐ2カ月です。

主将になってからは、思っていたよりも主将という「責任」の重さとチームを導くことの難しさを痛感しております。「主将として」「主将だから」そんな部員の想いや求められること、そしてチームをどう導いていくのか、答えのない難しい問題ばかりです。

なぜ難しいのか?言ってしまえば、今まで普通の部員だった私がある日を境に主将となり、導かれる側から導く側となったのです。もちろん主将としての覚悟は決めていましたが、実際に就くといろんな場面で悩むことや悔いの残ることがありました。特に初めての対校戦では負けてはいけない戦いでチームを優勝させることができず、悔しさはもちろん各対校戦でチームを勝利に導いていた前主将のすごさを改めて感じました。

人の器というのは簡単には大きくならないというのが私の考えです。私自身の器は自分で広げようと思っても簡単には大きくならない。そこでどうしたらいいのか考えた時、私にできるのは自分の器を空っぽにして器を広くすることなのかなと感じました。器を大きくできないなら今あるものを捨てて器の中を広くする。例えていうと今まで持っていた考えやプライドを一度捨て新しいことに挑戦していくことや、何かを犠牲にしてより一層競技に取り組むことだと思います。そういったいわゆる「覚悟」をもとに、さらに成長していく主将としての私を見届けていただきたいなと思います。

来年で競技人生は13年目です。最後の年にして今までで一番抱えるものが多い年になり不安になることが多いです。そういったときに支えてくれるのはチームメイトのみんなです。支えてくれる人たちに恩返しするために最大限の結果を導けるよう、まだまだ未熟な私ですが精一杯頑張ります。

#学大は負けない