第501回「私の思い」

こんにちは。埼玉県埼玉栄高校出身、E類生涯スポーツコース3年のタネル舞璃乃と申します。現在は短距離女子ブロックに所属し、400mHを専門としています。また、10月より女子主将を務めさせていただいています。この度、コラムを書く機会をいただいたので今の私の率直な思いを記させていただこうと思います。拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけますと幸いです。

「伝えることの大切さ」

私が主将として活動する中で改めて学んだことです。私は、自分の思いや考えを人に伝えるのが得意ではありません。それは、自分の思いや考えになかなか自信を持つことができず、また、自分の心の内をうまく言語化することができないからです。何か「言いたい」「伝えたい」と思ったことがあっても、「これは伝えて良いのだろうか」「これを聞いた人はどう思うのだろうか」そんなことばかりを考えてしまい、伝えるかどうか迷った挙句、結局伝えられないままになってしまうことが多いのです。今まで人前に立って話すという経験があまりなかった私が、主将として人前に立って話す機会が多くなってからは、今まで以上にそんな不安が頭をよぎるようになりました。しかし、自分の思いや考えを心の奥底に秘めていても部員には何も伝わりません。主将として良いチームを作り上げようとしている今、自分の思いや考えを率直に伝えることの大切さを改めて実感しています。「もっと自信を持って話していいんだよ」そんな仲間の言葉に背中を押され、「私は私らしく!ありのままでいよう!」そう思えるようになりました。私は私らしく、自分にしかできないことを見つけながら主将として務めていきたいと思います。

少し話は変わってしまいますが、私の陸上競技に対する思いを記させていただきます。
私が陸上競技を続けているのは、ただただ「陸上競技が楽しい」からです。速く走る為に、記録を伸ばす為に、走りを追求するのが楽しくて奥深くて面白くて好きだからです。どんなに記録が伸びなくても、負け続けても、「自分ならできる!」そんな根拠のない自信を胸に、常に自分の可能性を信じ、楽しみながら陸上競技に打ち込んでいます。私は、自分の可能性を1番信じてあげられるのは自分自身だと思っています。陸上競技に向き合う中で、壁にぶつかることは沢山あると思います。みんなにはそんな時こそ、自分の可能性を言じ、陸上競技の楽しみを見つけながら、自身の掲げる目標に向かって前進していってほしいと思います。みんなの近くには沢山の仲間がいます。仲間の力を借りながら、少しずつでも良いので、「陸上競技が楽しい」そう思えるようになってほしいなと思います。私自身も少しでもみんなの力になれるように、日々精進していきます。

長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。