【部員コラム】第414回「弱い人間から成長するために」

こんにちは。岩手県立盛岡第一高等学校出身、A類保健体育選修1年の佐々木嵩です。現在男子短距離ブロックに所属し、110mHと400mHを専門に行っています。

大した文章は書けませんが、自分が陸上をする上で大切にしていることついて書きたいと思います。

いきなりですが「固定観念」と「信念」は非常に似ているものがあるのではないでしょうか。どちらも自分が正しいと考えていることが中心となっています。陸上に真剣に取り組んでいる人なら譲れないことの1つや2つはあるでしょう。
   
両者の違いを上げるとすれば、他人の意見や周囲の状況によって変わるかどうか。なぜこんな話をしているのかというと、私は信念を持って固定観念は捨てることを大切にしているからです。なぜなら、固定観念を持つと自分を成長させてくれるかもしれない要素を遮断してしまうから。

私は目標、目的を達成するためならば信念は曲げてもいいと考えています。あまり信念を貫き通そうとは思いません。もちろん、何でもかんでも周りの意見に流されるのは違います。ただ、自分と違ったり合わなかったりする意見を真っ向から否定するのは勿体ない気がします。

様々な意見を聞いて受け入れることで自分の信念が確固たるものになるかもしれないし、違う新たな発見があるかもしれません。

1年この学芸大学で陸上をして思ったことなのですが、周りの同級生、先輩方は人間性が高く、レベルの高い考えや知識を持っている人が多いと感じました。

私は競技力もさほどなく人間性も低い「弱い人間」です。だからこそ、人一倍考えたり同級生や先輩方に聞いたりして自分を構築しなければいけません。最近聞きたいと思ったことや自分の意見を言えるようになってきたのは成長だと感じています。これからもっと積極的にいこうと思っています。

「全カレ表彰台」

これが私の大学での目標です。現時点では全く手の届かないところにありますが、この目標を達成して3年後胸を張って「強い人間」になったといえるように頑張ります。まずは3か月後に控えている関東インカレ。今年は2部での戦いとなります。
1部に昇格するために、少しでも点を取ってチームに貢献できるように準備を進めていきます。

最後に同学年の男子に一言。自分も含め競技力が先輩方に比べると全然ないけど、皆で切磋琢磨して高めあっていけると確信しています。頑張ろう。

2018年2月22日 佐々木 嵩