【部員コラム】第460回「4継」

 失礼します。東京都私立国学院久我山高等学校出身、E類生涯スポーツコース3年の大芝健人と申します。現在、男子短距離ブロックに所属しており、200mを専門に競技を行っています。今回は部員コラムを書く機会をいただき、ありがとうございます。部員コラムで何を書こうか、かなり悩みましたが、4継に対する思いについて書こうと思います。拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると幸いです。
 私の競技人生の大きな目標の1つに「4継で全日本インカレの表彰台にのる」というものがあります。高校時代、1年生の時は偉大な先輩方のおかげで4継で南関東大会に出場することができましたが、2年生の時は私の怪我で、3年生の時は私の不調のせいで2年連続、東京都7位と南関東大会の切符を逃してしまいました。この悔しさは今でも忘れることができません。高校時代の4継の悔しさを晴らしたいという思いから、この目標を陸上競技部に入部する時にたてました。
 4継はバトンワークがとても大切ですが、それと同様に個の力も必要であると考えています。個の力が足りなければ、強豪校に太刀打ちできないことは一昨年、昨年の全日本インカレで痛感しました。現状、私たちが全日本インカレの表彰台にのるためには大幅に個人のスプリントを底上げすること、バトンの精度を高めることが必要不可欠です。バトンの精度に関しては、練習次第であるため、まだまだ上手くなれると思いますが、競技ができる残り2年という短い期間で全日本インカレの表彰台レベルのスプリントに到達するのはかなり難しいです。ただ、可能性はゼロではないと考えています。このように考える理由の1つに男子短距離ブロックの存在があります。男子短距離ブロックに所属している先輩や後輩、同期は一人ひとり競技に対しての考えをもっており、練習を通して様々な気付きを得ることができます。私は男子短距離ブロックに所属したことで、競技に対してやれることや考えられることはまだまだたくさんあり、やるべきことをやれば、まだ強くなることができると思えるようになりました。4継チームが一丸となって、お互いがお互いを高め合い、アベレージタイムを上げることができれば、「全日本インカレの決勝」に近づけると信じています。
 様々な方に支えられて競技ができていること、また男子短距離ブロックを始め、様々なブロックの先輩や後輩、同期に恵まれ、素晴らしい環境で練習できていることに感謝の気持ちを持ち、最高な仲間と4継で全日本インカレの決勝の舞台にたち、勝負することができるように頑張っていきます。長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。