【部員コラム】第405回「四年間は自分を変える時間になる」

 
こんにちは。東京都立駒場高等学校出身、B類保健体育専攻三年の速水舞と申します。
    
現在、跳躍ブロックに所属し棒高跳を行っています。よろしくお願いします。

私は高校で七種競技を行っていました。混成競技で沢山の種目を経験して、「ここをトレーニングするとこの種目に活きるのか!」など共通する感覚を見つけながら自分なりに練習を組み立てていました。
    
しかし、一番力を入れていたハードルはうまく記録につながらず、「これなら勝負できる!」と自信を持って言える種目がなくなっていました。そんなことから、「単種目で勝負したい!」という想いが強くなり、棒高跳びを始めることにしました。小学生時代に(アクロバット要素満載な)ダンスをやっていて体操競技の要素がある棒高跳びには興味がありました。しかし身近に練習する環境がなかったり、当時女子はインターハイ種目ではなかったりしたので挑戦する機会はありませんでした。
    
最初は興味本位で取り組んだ種目ですが、初めて練習したとき、今までに味わったことのない感覚があり「これは面白い!」と思いました。しかし、初心者からのスタートは予想以上の難しさで、理想と現実のギャップがものすごくありました。正直自分には向いていないかも…。と何度も思いました。
    

でも、まだ時間はある。四年間は自分を大きく変えるだけの時間であり、新しい自分を発見できる時間でもある。
    
その可能性にかけてみようと思いました。
    

本気になれば人は変われる!という中学時代の陸上競技部の顧問であった恩師の言葉が脳裏をよぎりました。
    
強い志を持ち、想いを発信していくことで、自分を取り巻く環境が大きく変わり始めました。不思議なことに棒高跳びに関わる上でキーパーソンとなる様々な人々と繋がっていくことができました。
    
又、がむしゃらに競技をしていくだけでなく、客観的に自分の姿を捉えられるようにもなりました。自分が被験者となってどこまで記録を伸ばせるのか実験しているといった感覚です。
    

学生生活はあっという間と言われますが、良くも悪くも大きく変わることのできる期間だと思います。少し頑張ることを毎日続けてみる。その一つ一つが結果となって表れてくると思うので、ちょっとした変化や発見を大切にして過ごしていきたいです!
    
競技人生まだまだこれからです!

    

2017年7月8日 速水 舞