【部員コラム】第406回「縁の下の力持ち」

 
こんにちは!山形県立山形東高等学校出身、A類保健体育選修の荒井佳太(通称チャン)です。男子短距離ブロックに所属しています。
    
私の陸上・部活への想いと、これからの決意を書かせていただきたいと思います。
    
私は中学校の頃から陸上競技を続けているのですが、競技力もなければとりわけ好きだった訳でもありませんでした。なにしろ当時の将来の夢はピアニスト。何度陸上をやめたいと思ったか分かりませんが、不思議な縁で大学でも陸上を続けることになりました。
    
この大学に来てからは毎日の練習が新鮮であり、今では日々自分自身の新たな課題と出会うこと、そしてそれを少しずつクリアしていくことを楽しんでいます。
    

しかし、そんな楽しみだけではなく、周囲との競技力の差が大きいことから、周囲と比較しては「頑張りたいけどついていけない。最後までやり切りたいのに自分は・・。」と劣等感の中でもがいている自分もいました。それでも、助言をしてくださったり、温かく応援してくださったりする仲間がいることが何よりもの励ましです。本当にこの仲間と出会えてよかったと感じています。そして、昨年3年ぶりに自己ベストを更新することができ、より記録に貪欲になり、純粋に「もっと速く!」と思える自分がいます。現在仲間と切磋琢磨し合いながら、日々自己ベスト更新を目指して練習に励んでいます。
    

この東京学芸大学陸上競技部に入部して、陸上競技に対する姿勢も、感じ方も、そして考え方までも大きく変えていただきました。私が次期主務に立候補したのも、そんな支えられっぱなしの陸上部に対して「私に何ができるだろうか」と考えた末の決断でした。
    
競技で貢献できれば何よりですが、自己ベストを出すことに加えて、部の運営という形でみなさんの縁の下の力持ちとして働きたいと思っています。そして、陸上部の一人でも多くの仲間に最高のパフォーマンスを発揮していただければ何よりです。
    
結びに、自分自身貪欲に自己ベストを目指しながらも、部員一人ひとりが気持ちよく部活動を行い、十全に目標を達成することができることを願っています。

    

2017年8月3日 荒井 佳太