【部員コラム】第417回「これまでとこれから」

こんにちは。福島県立会津高等学校出身、A類保健体育科選修2年の齋藤日菜乃です。現在女子短距離ブロックに所属し、100mh、400mhを専門としています。

今回、このコラムを書かせていただくということでこれまで2年間で私が感じたこと、そしてこれからの2年間自分自身がどうなっていきたいのかということを書きたいと思います。

「高校生の時はこんなに走れたのに、こんなメニュー平気でこなしていたのに、高校生の時の自分が越えられない。」そんな言葉を大学に入ってからよく聞くようになったし、私自身もそう感じてしまっています。もちろんそんなことを感じていない選手やむしろ逆の選手もたくさんいると思います。

私は大学に入ってから思うような記録がまだ出せていません。大学1年の春に怪我をし、その怪我がなかなか完治せず、練習でも思うように走ることができず、みんなの練習に混ざれない時もたくさんありました。そうしているうちに陸上に対する気持ちがどんどんマイナスの方向へ向かい部活に行きたくないなと思う日もたくさんありました。

それでも辞めずに今ここでこうして陸上を続けられているのは、怪我をしていた時に支えてくれたたくさんの仲間がいてくれたからだと思います。同期のメンバーや先輩方には本当に感謝しています。

そしてこの二年間、高校まで大好きでやっていた陸上になぜ楽しさを感じられず、練習の苦しさとは違う意味で自分を苦しめられていたのだろうと、ふと考えたときにわたしはこれまで大学に入ってから周りの競技力の高さに圧倒され自分の弱さを痛感し、練習をするたびに自信を無くしてしまっていたと思います。

そうしていくうち自分のやっていること考えていることが不安になり周りばかり気にするようになりました。自分としっかり向き合おうとせず他と比較してしまう、だからどんどん自分を見失いそこには楽しさなど存在しなく満足感や達成感などを感じられなくなっていたのだと思います。周りの仲間と競い合うことも負けたくないと思うことももちろん大切だし、周りから学ぶこと影響されることも必要だと思います。

しかし周りに影響されすぎるのは良くない、もっと自分に自信を持てるように自分の納得のいく競技生活を送りたい、そう思います。そのために私はもっと変わっていかなければならないと思います。もっと積極的に図々しくなりたい</font size>。切実な思いです…。

4月からもう大学三年になります。冬季練習も終わりを迎え2018シーズンが始まろうとしています。今年こそは自分の殻を破りたい。辛いけど楽しい面白いワクワクするそんなシーズンにしたいと思います。思いっきり陸上ができるのも、東京学芸大学陸上部の部員として陸上ができるのもあと二年しかありません。これまでのパッとしなかった二年間をこれからの二年間はどうしても色んな意味で満足のいく達成感のある二年間にしたいと思います。

自分自身の確かな信念と大好きな同期の仲間や先輩後輩の存在があれば成し遂げられるのではないかと思います。でも最後は楽しかった!おわり。ではなく必ず結果を残したいと思います。

2018年3月22日 齋藤 日菜乃