【部員コラム】第452回「強くなる」

 こんにちは。長野県松商学園高校出身、E類生涯スポーツコース穂苅康人です。
 陸上競技部では混成ブロックに所属させていただいています。こういう文章を書くのは正直とても苦手で自分の思ったことを上手く書けていないかもしれませんがよろしくお願いします。
 僕は中学から高校の最初の頃は走り幅跳びを専門にやっていました。本格的に混成競技を始めたのは高校2年の秋です。混成競技を始めた理由はいたって簡単な理由です。それは高校の陸上部の顧問に「幅跳びでインターハイに行って仮に決勝に進めたとしても競技できる時間は多くても2時間、混成なら2日間みっちり楽しめるぞ」というこんな安易な顧問の考えに乗せられて始めた混成競技ですが練習をすればしただけ記録も伸びて高校最後の年は自分の目標にしていたインターハイ入賞、県記録の更新どちらとも達成することができました。本当に充実していて陸上競技というものが本当に楽しくて楽しくて仕方がなかったです。そしてこの先も記録が伸びていく、もっと上を目指せると言う自信があって大学で陸上を続けようと思いました。
 しかし、そんな現実は甘くなく昨シーズンは去年の自分を超えることも、自分が思い描いていたような結果も残すこと出来ず自分に失望していました。陸上を本格的に始めて約6年こんなに落ち込んだり陸上が楽しくないとかネガティブ思考になったことはありませんでした。どうすれば元の走りや跳躍、投げに戻せるのか本気で悩んでいました。そんな時に跳躍ブロックから昨年8月頃に混成ブロックに移ってきたのが同期の奈良歩夢です。その時自分はなぜ昔の走り、跳躍、投擲が出来てないのか感覚で今までやっていた僕は全くとっていていいほどわかっていませんでした。そんな時に歩夢が僕にかけてくれた一言が強く僕の中に残っています。その一言とは「高校の時に戻すと言うより今よりいい形を目指す」です。自分はその時高校の時の自分に戻すということばかり考えていました。そんな時にかけてくれたこの一言がとても気持ちを楽にしてくれてまた頑張ろうと思えるようになりました。
 そしてもう1つ自分がきつい練習を頑張れている理由があります。それは同期の存在です。特に部活だけでなく学科も一緒で学校生活をほとんど共にしている直之、颯馬、龍星の存在が大きいです。直之はなにも気にすることなく自分の思ったことを言ったり相談ができる本当に友達思いな奴です。颯馬は普段はチャランポランなのに様々な大会で結果を残していて本当に刺激をもらってる存在です。龍星とははしょっちゅう喧嘩したりするけどいつも僕のことに気を遣ってくれたり心配してくれるとても優しい奴です。そんないつも笑顔で優しくて面白いみんなの存在や励ましがあるおかげで今もこうやって諦めずに陸上を続けられているのだと思います。本当に良き仲間に巡り合えたと感じています。来シーズンは学大に貢献できるように頑張ります。そして全力で陸上を楽しんでる姿を見せるためにも強くなります。