【部員コラム】第428回「もう一度全国へ」

失礼します。埼玉県立春日部高校出身、A類保健体育選修2年の内田将太と申します。
現在、男子短距離ブロックに所属し、走幅跳と200mを専門として競技をしています。
今回このような機会を頂いたので、今までについて振り返りつつ、なぜ大学から走幅跳に復帰したのかについて書きたいと思います。うまく書けませんが、最後まで読んでいただければ幸いです。

私は走幅跳で愛知全中に出場しました。現時点での全国経験はそのたった一回だけです。高校では、全中で勝負できなかった悔しさを糧に全国入賞を目指しました。
しかし怪我で走幅跳を続けることが難しくなり、泣く泣くロングスプリントに転向。結局、マイルでの北関東出場にとどまりました。
「大学では怪我も治ったし走幅跳をまたやりたいなぁ」そんなことを思いながら学芸大学に入学し、現在に至ります。

そんな私が大学での目標として掲げたのは
「”走幅跳で”全カレ出場」です。全カレという舞台は、高校時代にマイルでしか北関東に進めず、今も関東インカレにすら出場できていない私にとってはあまりに遠すぎる目標です。
よりによってなぜ高校時代にできていない走幅跳でなんだ、と思われるでしょう。私自身も本当に大丈夫だろうかと不安に感じることもあります。
まず、どうして全カレなのか。それは中学で経験した全国という舞台が今でも忘れられないから。
独特の雰囲気やハイレベルな戦い、すべてが特別でした。
それをもう一度味わいたい、強い選手と戦いたいという気持ちからこの目標を立てました。
大した実績がないながらここまで競技を続けてこれたのも、全国で感じた様々な感情や憧れが頭の片隅にずっと残っていたからだと思っています。
そして走幅跳にこだわる理由。
それは、自分の限界は中学時代で終わりではない、もっと跳べるはずだ、と信じたかったからです。これは単なる驕りかもしれません。
でも根っからの負けず嫌いなので、この気持ちが今の原動力になっているのは確かです。さらにもう一つは、たった一回の跳躍で観客を引きつけることのできる走幅跳という競技が純粋に好きだから。
みなさんも大ジャンプを見て思わず歓声を上げてしまったことがあるのではないでしょうか。それをいつか自分の跳躍で起こしたいという野望もあります(笑)。
と、ここまで走幅跳への思いを話しましたが、200mを諦めたわけではありません。中学から続けている大事な種目です。
同期には狩野遼太郎くんや竹澤陸くんといったライバルがいるのでまだまだ高め合っていきたいです。

私のような目標を立てている選手は数えきれないほどいるでしょう。学大の中にもたくさんいるはずです。
そう考えた時、こんなに高いレベルで刺激し合える先輩・同期・後輩がいる環境で練習できることに感謝しなければと思いました。
特になんでも話せる同期の仲間がいること、本当に心強いです。2年男子は強くない、そんな風に思われているかもしれない。そんな現状をみんなで変えていこう。
あといつも応援してくれる中高の仲間たち、本当にありがとう。恥ずかしくて面と向かって言えませんが、みんな私の心の支えになっています。

自分で掲げた高い目標。今の練習の意識では目標に届かないまま、大口だけ叩いて終わってしまいます。
だからこそ、
もう一度全国の舞台へ。この気持ちを胸に、これからも一歩ずつ前に進んでいきます。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。     
2018年6月29日 内田 将太