1年生コラム「One for all All for one」

失礼します。短距離男子ブロック 1 年の季高 大介(すえたか だいすけ)です。今回一年生がコラム(?)を書くということなのでいろいろ書かせていただこうかなと思います。

急にコラムを書いてくださいと言われても正直コラムの「いろは」を知らないわけですから、構成など何も考えずに書こうと思いますのでそこのところはご容赦ください。

私は一年生ながらも既に 20 歳を迎えた人間、そう「浪人時代」を経験した者であります。多くの人に浪人は「大変そう」だとか「辛そう」というようなことを言われますが、個人的にはそれなりに楽しかったと思っています。学習すること自体は好きだったのでそこまで苦痛に感じることはありせんでした。

晴れて東京学芸大学に合格した自分は中学から続けていた陸上を続けたいと思い、陸上部に入るか陸上同好会に入るか迷った末に陸上部の方に入部しました。陸上部に入るきっかけは特にありませんでしたが、やるならちゃんと取り組みたいと思ったのかもしれません。一年間勉学にささげてきた分、体力は現役の時とは比べ物にならないほど落ち、最初の練習(250+150+50、r=walk)から吐いていたような感じでした。元々自分は好成績を持っているわけでもなく、むしろ平均よりも遅い部類の人間でした。周りはインターハイ出場や入賞している人などが多い中、自分は都総体に出場することすらできなかった人間ですから、どうしても引け目というものは感じてしまいました。

こんなことを言うと良くないように思われるかもしれませんが、そんな感じで周りよりもレベルの低い自分は目指す目標も他の人よりも低く、「関東インカレ出場」が自分の中での最大で最終的な目標となっていました。一応語弊がないように補足しておくと、関カレのレベルが低いと言っているのではなく、ほかの人が関カレ入賞や全カレ出場を目標にしている中で自分は関カレに出場さえできればそれで満足。というような考えでした。都総体に出たことすらない人間からしたら、関カレという非常に大きな規模の大会に出られるだけでうれしいのです。真面目な話をすると、自分が専門としている 400mH の全日本インカレの参加標準記録である 51.65 まであと 7.58 秒タイムを更新しなければ自分が全カレに出場することはできません。これは誰が見ても短距離での 7.6 秒のタイム更新は無理だと考えます。関カレの標準記録である 55.50 までもあと 3.73 秒もあるのです。普通だったら諦めるような状況でも今後の自分に少しの期待をし、関カレ・全カレ出場を目標に練習を続けるのにはやはり仲間・先輩方の存在があります。どんなに自分が遅くても、一緒に練習して、アドバイスをくれて、そして少しでもタイムが伸びれば褒めてくれる。そんな優しい仲間であふれたこの環境だからこそ練習を続けられるのかもしれません。

大学生活が部活だけだったら楽しかったのかもしれませんが、現実はそう甘くありません。何といっても授業が面倒くさい!(笑)A理は学大の中でもトップを争うくらい忙しいと言われることがありますが、まさにそうだと思います。(自分は A 類理科に所属しています)何よりも実験‼もうこいつがどうしようもないくらいたちが悪い。週2で実験をやって、その実験のレポートを書いて、提出したと思ったらまた新たなレポートを書かないといけない。これが 14?15?週間も続くと考えたら頭が痛くなってきます。学校が始まればあのレポート地獄が(ブルブル)。そんな風に怯えながら夏休みを過ごしております。もし高校生の方がこのコラムを読んだのならA理に入る時は気を付けてください。多分どんな授業よりも「実験&レポート」が一番の天敵になりますから笑

さて、ここまでどうでもいいようなことをツラツラと書いてきましたが、そもそもこのコラムの題名は何のためにこの言葉にしたのかですが、先ほども述べた通り仲間の存在は大きいです。陸上競技は個人種目ではありますが、仲間の声援が有るか無いかで大きく結果が変わります。そのため、一人はみんなのために応援をし、逆にみんなは一人の選手のために応援をする。そんな感じで部全体を通してみんなで頑張っていきたいという意味を込めてこの言葉を選びました。しかし最近になって頑張りすぎもよくないと感じるようになりまして、この前自分はジャンパー膝と足底腱膜炎と診断されてしまいました…。自分はいつから跳躍選手になったのでしょうか?

さて、こんな中身のないつまらない長文をお読みになった皆さんは目が疲れてきたと思いますから、そろそろお休みになって次の日の練習に備えて休んでください。休むのも大切ですよ。頑張りすぎるとジャンパー膝になってしまうかもしれませんから笑