【部員コラム】第403回「Turning point」

 
こんにちは。群馬県立前橋高等学校出身、G類生涯スポーツ専攻4年の水嶋悠太です。跳躍ブロックに所属しています。

専門は走幅跳、三段跳を取り組んでいます。今回、部員コラムを担当させていただくにあたって、大学4年間の集大成となる今シーズンの意気込みを書かせて頂きたいと思います。

私は陸上競技を始めて、11年になります。小学6年時に週一回の地元の陸上クラブへの参加がきっかけで走幅跳にのめり込んでいきました。

跳躍選手として、ただひたすらに練習に明け暮れ、跳び続けた10年間。どこまでも跳んでいけそうな大ジャンプも… 目を背けなくなる跳躍も…何百何千と跳んできた中で自己ベストたった1本だけど、その一本は私にとってかけがえのない宝物です。

「あの時、こうしておけば…」

私は考えることが多いです。いつも後々になって後悔するので、自分でもなんて情けないのだろうといつも思っています。

この大学3年間を振り返ると、つまずきと後悔の連続でした。高校まで毎年更新していた自己ベストも途切れ、低迷した時期。腰痛や靭帯の怪我そして手術。思うように練習ができない時期。競技レベルの高い環境に身を置き、実力差に圧倒され、今まで培ってきた自信を失いネガテイブになることもたくさんありました。

いろいろとまわり道をして、最近、ようやく自分の跳躍に再び自信を持てるようになってきました。

人間はすべて完璧な人はいません。だから自分の好きなこと、やりたいことぐらいは後悔したくないです。私はそれが陸上です。それに応援してくれる人達の存在が励みになり頑張れた気がします。

気がついたらもう4年生です。

私の好きな言葉に「敢為邁往」という言葉があります。厳しいこと辛いこともあえてチャレンジして、前に進んで行く。という意味の四字熟語です。

今が人生の「Turning point」

やり直しがきかないlast1年。

今は与えられていること、やらなければならないことを精一杯やるだけです。

夢をすてないで。宝物になる跳躍を手に入れるために…。今を精一杯。
    

2017年4月5日 水嶋 悠太