【部員コラム】第413回「自己覚知」

こんにちは。東京都立八王子東高校出身、E類ソーシャルワークコース3年の山口希望です。

今日は私の所属学科だけでも覚えて帰ってください。よろしくお願いします。
    
Fラン臭の漂うソーシャルワークコースですが、学科のコンセプトは「人々のウェルビーイング(幸福)を増進する。」(東京学芸大学教育支援課程HPより)です。ステキでしょ?

突然ですが、皆さんは自己覚知という言葉をご存知ですか?

自己覚知とはソーシャルワーカーが大切にしているもので、自分の価値観をよく理解するということです。ソーシャルワーカーは個人の価値観をコントロールしながら、専門職としての価値を優先して実践していくことが求められますが、この前提となるのが自己覚知です。

私は陸上競技に取り組むうえで、この自己覚知を大切にしたいと考えています。

一日中テレビの前で寝転がってサッカー観戦していたいし、お菓子やアイスを夕飯が食べられなくなるくらい食べたいし、ワインや日本酒を吐くまで飲みたい、というのが私個人の価値観です。

レペで吐きそうになるのは嫌だし、インターバルで苦しくなるのも嫌だし、サーキットで死にそうになるのも嫌だ、というのも私個人の価値観です。

そういった個人の価値観をコントロールしながら、陸上競技者・陸上競技部員としての価値を優先して競技に向き合っていくことをしなければ、欲しい結果は手に入らないと思います。

もちろん個人の価値観を優先したくなることもあります。そんな時に私を支えてくれるのは陸上競技部の仲間たちです。

特に、同じ800mにはいつも笑わせてくれる見澤や選手復帰した松尾もいます。遠いカナダやタイから応援してくださる先輩方もいます。

彼らは本当にたくさん刺激をくれます。彼らがいるからこそ、つらい練習もこなせるし、陸上競技者としての自分であり続けられます。こんなに恵まれたことはないです。

1年目は関カレの「か」の字もわからず、2年目も別の世界の話だったし、3年目は標準記録にかすりもしませんでした。

最後の関東インカレ、また応援・サポートに徹するつもりはありません。関カレまであと4か月、恵まれた環境で陸上ができる夢のような時間をがむしゃらに走り続けます。その先に最高の2分間が待っていると信じて。

最後になりますが、ソーシャルワークに興味が出てきた方は「相談援助の基盤と専門職, 中央法規」を参照してください。ありがとうございました。

2018年2月1日 山口 希望