【部員コラム】第451回「陸上の面白さ」

 こんにちは。千葉県立小金高校出身、B類理科専攻3年の伊藤魁文と申します。現在男子跳躍ブロックに所属しており、走り幅跳びを専門としています。拙い文章ですが、読んでいただけたら幸いです。
 最初に私の競技歴を簡単に書かせてください。私は小4のときに陸上に出会いました。周りに流されて小学校の陸上部に入部し、一番走る距離が短く、ラクそうだったので走り幅跳びを始めました。向上心皆無のサボり小学生です。しかし、走り幅跳びの魅力にとらわれ、12年間も続けています。陸上大好きサイコパス大学生です。こんなに長く陸上競技を続けている私ですが、高校時代は県大会止まりで、大学でも実績を残せていません。このような私ですが、今回は私が陸上競技を続けるモチベーション、私の今後の目標について書きます。
 まず、私が陸上競技を続けるモチベーションについてです。結論から言うと、陸上の面白さが私のモチベーションです。私の中で、その楽しさは大きく3つに分けられます。その3つについてこれから詳しく書いていきます。今はシーズンが終わり、冬季練習に入る頃だと思うので、私が考える陸上の面白さをお伝えする中で、読んでいただいている方のモチベーションが上がるきっかけや、みなさんの陸上に対する思いについて考え直すきっかけになれたらと思います。
 私が考える陸上の面白さ1つ目は、「自分の限界を高めていく面白さ」です。自己ベストを出したときは最高です。陸上をしている人なら、自己ベストを出したときの嬉しさ、達成感をよく知っているはずです。このような、自分の限界を超えていくスポーツであるという側面は非常に面白い部分であると考えています。共感してくださる方も多いのではないでしょうか?
 2つ目は、「考えて成長する面白さ」です。これは、自分の限界を超えていくための過程の話です。陸上で記録を伸ばすためには、現状を打破していく必要があると私は考えています。そのためにも、どの部分を鍛えるべきなのか、どこを改善すべきなのかを考えて練習することが必要です。この過程が自分をレベルアップさせていくように感じられ、私は非常に面白いと思っています。
 3つ目は、「楽しい」面白さです。(意味がかぶっているような気もしますが…)ここまで私の考えを述べてきましたが、単純に陸上が楽しいということは十分なモチベーションになります。走るのが楽しい。跳ぶのが楽しい。投げるのが楽しい。行動自体に抱く純粋な楽しさです。私が陸上にハマったきっかけは、この楽しさだと考えています。
 私がこんなことを書いたのは、「陸上が楽しい」ことが私にとって大きなモチベーションになっていることに最近気づいたからです。自己ベストを出す、考えて練習する云々以前に、単純に「陸上をするのが楽しい」という気持ちを私は大切にしています。
 ここからは私の目標について書きます。今まで実績を残せていませんが、もちろん実績を残したいという思いがあります。私の目標は、来年の関東インカレを7m40で入賞し、学芸大の1部昇格に貢献することです。この目標を達成できるように、学生最後の冬季練習に臨んでいます。
 最後に、家族、仲間、先生方、そして今まで私の陸上人生にかかわってくれたすべての人に感謝の気持ちを伝えます。本当にありがとうございます。現在、新型コロナウイルスの影響により、制限のある生活をされている方もいると思います。この感染症の流行がいち早く収束することを願い、今回のコラムといたします。