【部員コラム】第421回「楽しんだもん勝ち」

こんにちは。埼玉県立春日部東高等学校出身、B類保健体育専攻4年の山田寛大です。
男子短距離ブロックに所属し、100m走を専門として競技を行っています。拙文ですが、最後まで読んでいただいたら幸いです。

最近、なにかを継続することはとても難しい事だと感じることがあります。自分の意志でやっている事は、常に変化がなければ退屈してしまうからです。
そんな私が競技を続けている理由は、『自分の限界に挑戦するため』です。中学で陸上競技に出会い、それから今まで陸上競技の魅力に惹かれて、がむしゃらになって走ってきた中で感じたことがあります。
それは人との競い合いがあったからこそ限界の線引きをせずにいられた。とにかく夢中になれたからこそ自分を奮い立たせることができたと。
スポーツは、1人でできるものでは決してないものであると思います。ライバルがいて、仲間がいて、支えてくれる人がいるなど、人との関わりがあるからこそスポーツは成り立つものであるといえます。
私自身、仮に1人でできるものと決めつけてしまっていたら、楽しさを見失ってしまいここまで続けていられなかったでしょう。夢中になって向上心を持ち続けられたからこそ、今があると強く感じています。

私が、競技を続ける上で核としていることがあります。それは利己的よりも利他的でありたいということです。
1人でやる陸上競技なんてつまらない。みんなで楽しもう。楽しさを伝播させよう。常に導き手でありたいと思っています。
楽しさを見失ってしまうと苦しさしかありません。行う意味なんか見いだすことはできないでしょう。モチベーションも当然上がることはありません。
行う・行わないは自由であり、自分で決めることです。でも行って楽しい事ならばやるに越したことはないと思いませんか?それに、精一杯競技を続けることを保障されているのは、今しかありません。
学大陸上競技部は環境にも恵まれていて、とてもよい練習ができます。今しかできないことを全力でやらないと一生後悔するでしょう。楽しんだもん勝ちです。

短距離走の楽しさは、競い合っては速さを追求し、また競い合っては速さを追求することの繰り返しであると私は考えます。
この考えに基づいて短短パート長として、冬季練習からシーズンに向けて楽しく切磋琢磨することのできる環境作りをはじめ、どうやったら人の足が速くなるのか、ブロックみんなの足が速くなるのかという一心で日々精進しています。
様々な方法を試したり、急に方向転換したり、無理を言ったりなど横暴な時もありますが、それでも自分のやり方を取り入れてくれる短男ブロックには感謝しています。

1ヶ月後には、関東インカレが始まります。昨年1部の決勝を4継で経験しました。雰囲気、緊張感、全てが最高だったの一言に尽きます。後輩たちにはあの舞台に立ってこれが1部だと感じて欲しいという思いがあります。
そのためにも、まずは1部へ昇格することです。2部を制するには総合力が不可欠です。
学大陸上競技部全体が士気を高めて、向かっていきましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございました。